
マンションのエントランスにちょっとしたカフェがある
ずっと素通りしてたけど、隣の部屋のお兄さんに声をかけられた
「ビール飲む?奢るよー」 既にいい気分のようですね

いちご豆乳を飲んでいたし、お酒も炭酸も冷たいのも苦手だから、
結構です、と、首を振る
「泡だけでも舐めれば?ふわふわで美味しいよ」 ふわふわは大好き!

うっかり口を開けてしまったら、スプーンで泡を入れられた
うわ、苦い!! そんな僕に、 お兄さん爆笑!…ひどいよー (泣)

部屋に戻ったら、なんかクラクラ →まさか、ビールの泡で酔った?
外の風にあたる為にテラスに出ようとしたら、彼が来た

「やあ!」って言ったの僕?彼も少し驚きの表情
「下のカフェでビールの泡をさあ…」ひゃー!べらべら喋ってるよ僕!?

「へえ、ビールの泡で」彼が面白そうに聞く「誰に貰ったの?」
フラフラ歩き出す僕と追って捕まえる彼
「隣の部屋のお兄さんです!」
「隣と仲良しだったとはね」

「テラスで仲良くなったんだ…あ、お兄さん、帰ってるかも
呼んでみる?」

喋り続ける僕に「声が大きいよ」と…

言いながら、顎を持ち上げる彼
「目を閉じて」
声が大きいって注意なら、閉じるのは口でしょ…と思いつつ、従う

「喋り過ぎだよ」次の瞬間、唇が塞がれた
乾いた感触 →それは彼の指先なのか、唇、なのか…どっち…?

目を開けた時には既に離れていたから、わからない
えーと …酔った勢いで聞いてしまうべきか
でも、そう考えた頭は既に酔ってないし
身体はふわふわしてるけど、気持ちは醒めてる、から、もう聞けない