『ドラゴンボール-(マイナス)』と『たったひとりの最終決戦』について | くだらない雑記~徒然なるままに~

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ドラゴンボール・家庭・その他…
気が向いたときに思いついたことをつらつらと書き綴って参ります。

お久しぶりです。

4月は業務多忙と体調不良により、更新が出来ませんでした。
そして、5月の連休も娘が高熱を出し、少々バタバタしておりました。


そんな中でも銀河パトロールジャコカツラアキラだけはしっかり入手して読みました。
世間はフルカラーコミックスや最強ジャンプで盛り上がっている中、今更どうよ…


ジャコに収録されたドラゴンボールマイナス(以下マイナス)については、賛否両論ですね。




特にバーダックに思い入れがある方は、受け入れられない方が多いのではないかと思います。


一方、たったひとりの最終決戦(以下TVSP)は、1990年10月にアニメオリジナルとして生まれた作品で、原作にも逆輸入された大人気の作品です。
その人気は24年経った今でも、全く衰えておりません。





それゆえに、バーダックの息子に対する態度がTVSPと180度異なるマイナスを受け入れられない方がいらっしゃるのではないでしょうか。


今回はSPとマイナスの一部を比較してみたいと思います。

かなり個人的見解が含まれておりますので、御了承頂きたくお願い致します。



1.息子に対する感情・態度


①TVSP

『何の見所もない最下級兵士のクソガキにわざわざ会いに行く馬鹿がいるか!』


『戦闘力たったの2か…クズが!!』


会いに行くことすら拒否する程無関心、むしろ戦闘員として見込のない息子に対する嫌悪感すら伺えます。




②マイナス
ギネとの抱擁後、荷物も置かずに、まず息子のことを気にかけています。





『大きくなったな』
この台詞より息子の成長に関心を持っていることが伺えます。




2.カカロット地球へ


①TVSP
カカロットは地球人を全滅させ、地球を制圧するために飛ばされます。

それが、たまたまカカロットが生き残る結果となります。
カカロットが生き延びたことは偶然です。
本来の目的は侵略です。


②マイナス
カカロットを生かす為、両親の手により仕方なく飛ばされます。
フリーザに見つかりにくいという理由から、注目度の低い星へ。

食料が多いという点も、両親のカカロットに生き延びて欲しいという想いが伺えます。

こちらはTVSPとは異なり、カカロットを生かすこと自体が目的となっています。

結果、両親の想いによりカカロットは生かされます。

カカロットが生き延びたことは必然とも言えるでしょう。





3.ラスト


①TVSP
バーダックは、息子に打倒フリーザを託します。



『カカロットよ…この俺の意思をつげ!サイヤ人の…惑星ベジータの仇をお前が打つんだ!!』

しかし、それは親子としてではなく、同じサイヤ人として仇を打って欲しいという願いだったのではないでしょうか。


ベジータも同じ理由で悟空に託している点から考えても…






②マイナス
ただひたすら息子の無事を願って宙へ送り出します。


生きていてくれさえいれば、それでいい。
『自分たちが星と共に消されるとしても、カカロットだけには生き残って欲しい。

むしろ、フリーザのことなど知ることなく、すくすくと育ってほしい。』

そのように思っていたのではないでしょうか。
だからこそ、注目度の低い環境の整った地球に飛ばしたのだと思います。





以上、3点に注目し、記述してみました。

私自身、1990年リアルタイム放送から、何度も繰り返し見てきたため、TVSPのイメージが刷り込まれております。
仲間意識が強く、サイヤ人としての誇りを持ったTVSPのバーダックも素敵です。


ただ、バーダックにカカロットのことを息子として見てあげて欲しいという願望が私には少なからずありました。
また、今は私自身が一児の親であることも相まって、マイナスのバーダックに惹かれてしまいます。
マイナスを読んだ結果、悟空がきちんと両親の愛情を受けて育ったことを確認できて安心しました。



ただ、いずれもサイヤ人は悪であるということは忘れてはいけない事実。
バーダックも例外ではなく、SP、マイナス共に物語の始まりは星の制圧の真っ最中でした。






ただ、例え悪であっても、我が子に対する愛情は普通の人間と変わらない。
ギネの言う通り、それはサイヤ人らしくないのでしょうが、むしろバーダックがそのサイヤ人らしくない一面を持ち合わせてくれたことが私にとっては、大きな驚きと感動でした。










余談…
ラディッツがあのような性格になってしまったのは、やはりベジータの影響でしょうか…




バーダック曰く、ベジータは『やっかいなヤツ』




昔のベジータは仲間であっても『役に立たなければ切り捨てる』タイプです。




仲間意識の強く、家族思いのバーダックからすれば、『やっかいなヤツ』という発言も頷けます。


そんなベジータとずっと一緒に行動し、また咎めてくれる両親もいなければ、ラディッツの中ではその『やっかいなヤツ』が見本になります。



その結果、弟であってもためらいなく殺すようなラディッツになってしまったのではないかと考えました。



ギネ・バーダックが生存していたら、また別のラディッツが形成されていたのかも…と考えてしまいました。

ラディッツが惑星ベジータの爆発に巻き込まれず生存したのは、ベジータのおかげでもあるのですが…












超余談…
ヨウヘイさん主催のDB会にて描いたギネ…
似ていないどころか、似ている個所を探す方が難しいレベルでした。
闇歴史として葬りたいです…