まったりとした平日の午後。
店内には1名様のお客様のみ。
ふと、待合室を見ると、「もみじ」がなにやら威嚇している。
なにやっとんじゃこいつは・・・
と、ガラス戸を見ると、一匹の「クマンバチ」が・・・
しばらく監視してると、「もみじ」
ビビってます。
情けないやっちゃ・・・
そんな「もみじ」はほかっといて
「クマンバチ」をなんとかしないと・・・
温厚で滅多に刺さない蜂ですが、
なんかあってはいけませぬ。
クマンバチも必死に外に行きたがっとるし。
そこで、虫取りキットを用意し、救出作戦を決行しました。
用意するのは、透明のカップと下敷き。
ガラスに向かって飛んでいる「ターゲット」にカップをかぶせます。
この時、透明じゃないと中の様子がうかがえない為
必ず透明。こだわりのトーメイで宜しくお願いします。
でカップの中でジタバタしている「ターゲット」を確認し、
横から、ス~っと、下敷きを入れフタをします。
中の「ターゲット」が飛び出さないように慎重に。
そして、
おもむろに外まで行き、フタ(下敷きですね。)を外し、放出させる。
完璧です。
気持ち良さそうに飛び立って行きました。
その背中を見ていると、
なんだか「クマンバチ」がこう言っているようです。
否!
ココロにしかと聴こえました。響きました。
「ありがとう」と・・・
イメージ図
なんかイイ事した気分です。
すると、その「救出劇」の後、ものの5分もしないうちに
「あのぅ・・・」
「初めてなんですがカットイイですか?」とご新規様ご来店。
おぉ!!!
クマンバチよ!!!
お前って奴は!!!
ありがとうクマンバチ。
また会おうクマンバチ。
・・・・・
・・・
・・
しかし、
アイツはど~しようもねぇやっちゃな・・・
なぁ「もみじ」
怖さから解放され放心状態の「もみじ」・・・
なんか逆ギレみたいな顔して訴えかける「もみじ」
まぁお前が捕獲できるのは「コオロギ」くらいのモンやしな・・・