ブログを更新できてなかったのは、落ち込んでいたのではなくて、むしろ、やるべきことを日々粛々とこなすことが、日課となり、メンタルの浮き沈みも少なくなり、元来好きであった読書などに時間を割く余裕がでてきた今日この頃です。
ちなみに、ボクの日課は
・筋トレ
・ありがとう500回(ドSの宇宙さん )
・瞑想(トーシャ・シルバー )
そして、16年前に読んだ夢をかなえるゾウ1を、再び読んで見た。
当時、この本を読んだときは、研修医の2年目で、『ふーん、トイレ掃除くらいやるか』位の記憶しか残っていなかった。
まさか、ふらっと研修先として選んだ和歌山に定住していたり、農業に本気で取り組んでいるなんていう姿は想像もできていなかった。ただ、何か、このまま10万人以上いる歯科医師の1人として、無個性に人生が終わることに、少なからず失望していた。これから、歯医者として、たくさんお金を稼いでやるぞ!!みたいな、前途洋々とした気分でなかったことだけは、覚えている。
夢をかなえるゾウ1の最後の課題4は、『応募する』とあるが、その結論に達するまでのガネーシャとのやりとりが、最高である。劇的に変わるには、『応募する』よりも、やりとりの際に出てくる『不幸』の方が、ステキだと思う。というか、『不幸』がステキだと言い聞かせている(笑)
以下、引用
「劇的に変わる方法!」 僕はガネーシャと出会ったばかりのころを思い出した。
手っ取り早く変わる方法を教わろうとしては、たしなめられていたっけ。
(中略)
「しゃあないな、教えたるか」
そしてガネーシャは含みのある笑みを浮かべて言った。
ガネーシャの口から飛び出したのは意外な言葉だった。
「それはな……不幸やねん」
「ふ、不幸?」
「せや、不幸や。人間が変わるにはな、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおかなて思うくらいのでっかい不幸や。そういう時、人はやっと、それまでのやり方を変えんねん。人間なんてほっといたら楽な方、楽な方へ流れてまう生き物やからな」 ガネーシャの話を聞いて僕は言葉を失ってしまった。
「たとえば、今、自分がごっつい借金背負ったとするやん」
「しゃ、借金ですか?」
「せや。しかもその借金絶対返さんといかん状況やねん。そしたら自分変わるやろ、さすがに。変わらざるを得んやろ」
「でも、そんなふうに変わりたくないです」
「けどな、事実やねん。もしかしたら、どうしようもなくなるかも知れんけど、自分があきらめんかったら、絶対変われるで」
なるほど、土砂崩れ(=不幸)は、ぼくが変わるための天の采配。
なぜだか、本を読み返してみようと思いついたのも、ボクが進んでいる方向(借金w)が正しい道のりであることを確認させてくれるための天の采配。
これで、夢がかなったぞー!!