先週、とある飲食店の現場を借りての委託訓練が終了。

前回は、スポットで訓練に入るだけでしたが、

今回は、面接から、訓練の初日、最終日を含めて、訓練に入ることが多かったです。

今回のメンバーは

軽度の知的障害

自閉症

ダウン症


年齢や特性にばらつきが。


就職を目指すための職業訓練。


■軽度知的の訓練生(10代)

清掃、調理補助も、覚えは早いし、大きな問題はない。


委託訓練の訓練生として出会わなければ、知的障害、だとはきっと思わなかったやろな、

そう感じます。


ただ、就職をし、継続して働いていくためには、注意も必要。

課題が明確に顕在化していたわけではないですが、

普段の何気ない会話
言葉遣い
考え方

『知的障害があるようには思えない』

それが、逆に、特に障害者雇用を意識していない一般アルバイトの方との摩擦になりうるのかも。

そんなことを感じたりも。


ただ、周りにも気を配れるし、仕事も一生懸命。

がんばっていって欲しいですね。


■自閉症の訓練生(30代)

お通しを作っている姿は、


店長のような風格が漂う彼。


清掃、テーブルセット、お通しつくりも早い。


自分で仕事を見つける姿勢もあり


・・・

良いです。


ただ、

この仕事をするべき

このような手順でするべき

この仕事は自分自身がするべき


そのこだわりを、周りがどれだけ理解出切るか
ややもすると暴走していくところをどのように対応するか


・業務の切り出し
・受け入れ側の理解と受け入れることが出切る範囲の明確化
・本人の意識付け

本人と周囲の工夫次第で、とてもはまる可能性がある。

しかし、逆のベクトルに向かうと、

パワーも相当かかる可能性がある。


課題以上にいい部分もたくさんあるので、
がんばって欲しいですね。


■ダウン症の訓練生(20代)

明るく、ムードメーカー的な存在。


接客用語の声だしも、

率先して、みんなの前に出てやります。


意欲はもちろん、訓練を楽しんでいたように思います。


仕事が割り振られたときは、
自分自身がその仕事を必ず行なう


意思の強さを垣間見せる半面、頑なさも同時に感じます。


仕事の中で、失敗した、あるいは間違った手順をしている時も、
自分自身が、「正しい」「合っている」と思っていたら、
すぐに変えることが出来ない、、、という面も見受けられました。

また、自分自身は仕事が終ったと思っていても、

他の人から見れば、中途半端、と思える場面もあります。

業務をうまく細分化して割り当てること

業務を教える際には、具体的に説明、やってみせる、

何度も繰り返す

が大切。


明るい性格を生かして、これからもがんばって欲しいですね。

それぞれ、周囲の理解も含めて、きっちりとはまれば、

安定した雇用になっていくと思います。

そのための、準備や仕組みづくりを、

我々も、もっともっと頑張っていかないと。。。