それは、とても不思議な体験でした。
深夜、暑くて寝付けなかった雑用係は、
近所のコンビニへ買い物に行ったんです。
そう、酷く暑い夜だったので、
ただ冷たい飲み物がほしくて。
夜道は人影も車もなく、
ひっそりとしていました。
通いなれた道の先にあるコンビニ、
確かにそこを目指していたのに、
店の明かりが見えません。
「あれ、コンビニなのに閉店?」
最初は、何気なくそんな風に思っただけでしたが、
そこにあったはずのコンビニの建物自体が存在しないことに、
さすがに「おかしい!」と思った雑用係は、
今いるこの場所がいったいどこなのか、
さっぱりわからなくなっていました。
だって、この場所の風景に、身に覚えが無いからです。
確かに自宅から、通いなれた道を通って、
いつも行っているコンビニに向かったはずなのに、
「ここは、どこ?」
本当に、そんな状態だったのです、
その時でした、
「どうしたの?」
背後から、幼い少女の声でした。
ゾッとしました。
少女の声でありながら、恐ろしく不気味だったからです。
とっさに「逃げよう!」と思いました。
でも、実際こんな時は、映画なんかの登場人物達と同じような行動をとってしまうのです。
つまり、怖いくせに振り返ってしまったのです。
その声の正体が知りたくて。
ゆっくりと振り返った雑用係は、
そこで確かに見てしまったのです。
あの、あの何とも形容しがたい恐ろしい、あの.....。
この続きは、WEBでっ!!
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って、これ、WEBじゃん!!......というオチです。(笑)
それでは、アデュ~!