……あら、なんか元気ない顔してるわね

ねぇ、
ちょっとこっち来なさい。

どうしたの?

……え?
あぁ、そうか。
また続かなかったのね。

ダイエット。

 

三日くらいで止まっちゃって、
「私って意志が弱いなぁ」
って、しょんぼりしてる感じ。

ねぇ、阿難って人の話、聞く?

昔ね、
お釈迦さまのそばに
いつもくっついてた人がいるの。

阿難
っていう人。

この人、
話を聞くのはめちゃくちゃ得意で、
覚えるのも上手。

周りから見たら
「できる人」だったのよ。

でもね、
悟るのは……
わりと遅かった。

みんなが先に進んでく中で、
阿難だけ
「あれ?まだ?」
みたいな立ち位置。

そんな阿難が言った言葉が、これ

聞きて行ぜざれば

聞かざるに同じ

ちょっと固いけど、
意味はシンプル。

今の言葉にするとね

「聞いただけで終わってたら、
まだ途中だよ」
ってくらいの感じ。



阿難は、
「自分はダメだ」
なんて言ってない。

「そっか、俺
お釈迦様の話

聞いてただけだったな」
って、気づいただけ。

それだけ。

これ、今のあなたも同じじゃない?

三日坊主になるたびに、
「私は意志が弱い」
って思ってるけど。

阿難だって、
話はいっぱい聞いてたし、
分かってたつもりだった。

でも、
できるようになるまで
時間かかっただけ。


続かなかった=失敗、
じゃないのよ。


「まだ途中だった」
それだけ。

やめちゃった日があっても、
思い出した日に
またちょっとやればいい。


今日はさ、
自分に×つけるのやめなさい。

また気が向いたら、
その続きでいいの。

これでも飲んで、元気出しなさい。

選べるって素敵よね。

 

 

 


三日坊主ってね、
始めた人にしか
つかない称号だから。

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阿難尊者(アーナンダ)は釈迦の十大弟子の一人で

 

釈迦の従弟にあたります

 

25年間

 

釈迦の側近として仕えました

 

記憶力が抜群で「多聞第一」と称され

 

釈迦の教えをすべて暗記していました

 

釈迦の入滅後

 

第一回仏典結集で経典の編纂に

 

中心的な役割を果たし

 

「如是我聞(このように私は聞いた)」

 

という言葉で多くの経典を伝えました

 

穏やかで優しい人柄で

 

女性の出家を釈迦に

願い出たことでも知られています

 

仏教の教えを後世に伝えた功労者です

 

 

 

 

さっきからスマホ見てるけど、
手が止まったまま。


難しい顔して

どうしたの?

 

……え?
あぁ……そう。


選択肢はいくつかあるのに、
「どれが正解か」ばっかり考えて、
結局、何も決められないのね。

 

間違えたらどうしよう。


失敗したら取り返しつかない。

 

「間違えたら終わり」
 

そんな言葉が、
頭の中でエンドレスワルツ。


ねぇ、龍樹さんの話、してもいい?

昔ね、
仏教の考え方を
根っこから掘り下げた人がいるの。

 

龍樹さん
っていう人。

 

この人、
白か黒か、正しいか間違いか、


そうやって決めたがる人の考えを、
ごっそり崩した人なの。

 

そんな龍樹さんが、
こんな言葉を残してる。

「空を知らざる者は、仏法を知らず」

 

「空」っていうのはね、
むずかしい言葉だけど、
一言で言うとこう。

 

最初から“これが正解”って
決まってるものなんて、ない

ってこと。

 

成功も、失敗も、
正解も、不正解も、


あとからそう呼ばれてるだけ。

 

選ぶ前から
「これは間違い」
なんて、
本当は決まってないのよ。

 

動けなくなってる原因はね、


能力でも、勇気のなさでもない。

 

選択に“実体”を持たせすぎてるだけ。

 

この道を選んだら成功。
こっちは失敗。
一度ミスったら終わり。

 

そんな重たい札を、
全部の選択に貼ってるから、
足が動かなくなるの。

 

間違えたら終わり、じゃない。


間違えたって、修正できる

 

というかね、
やってみてから
「思ってたのと違った」って気づくのが、
普通なの。

 

正解はね、
決めてから動くものじゃない。


動いたあとに、育っていくものよ。

 

今日はさ、
人生の正解を出さなくていい。

 

小さく一歩、
軽い選択でいい。

 

考えすぎた日は、
頭も心もエネルギー切れなの。

 

これでも食べて、元気出しなさい。

甘じょっぱくて いい感じよ。

 

 

 

動けなかった日があっても、
それで終わりにはならないから。

 

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竜樹菩薩〈ナーガールジュナ〉

 

(150-250年頃)は

 

古代インドの仏教僧で

 

大乗仏教を代表する思想家です。

 

「空(くう)」の思想を深め

 

すべてのものは関係性の中で成り立ち

 

固定的な実体はないと説きました。

 

『中論』などの著作を通じて

 

仏教哲学の基礎を築きました。

 

その教えは中国や日本にも伝わり

 

多くの宗派に影響を与えました。

 

 

 

ねぇ、
ちょっと座りなさい。

なんだか笑顔がぎこちないし
ため息も、気づかないうちに出てる。

どうしたの?

……え?
あぁ……そう。
「休みたいな」とか
「一人になりたいな」とか、
思っちゃいけない気がしてるのね。

家のこと、仕事のこと、
子どものこと、周りのこと。
 

全部優先してたら、
自分の順番、回ってこない感じ。

「私だけ、いつも後回し」
そんな気持ちでしょ。

ねぇ、一休さんの話、聞いてくれる?

昔ね、
とんちで有名な
**一休宗純**
ってお坊さんがいたの。

この人、
厳しい修行をしてた人だけどね、
「我慢し続けること」が
正しいとは思ってなかった。

そんな一休さんが、
こんなことを言ってるの。

「欲を断つな、欲を知れ」

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 今の言葉にすると、こういうこと

「欲を持つな」じゃないのよ。
「我慢し続けろ」でもない。

ただね、
**自分が何を欲しがってるか、
ちゃんと分かってあげなさい**
ってこと。

眠りたい。
一人でぼーっとしたい。
誰にも気を使わずに、黙っていたい。

それ、わがままじゃない。
**疲れてる人の、自然なサイン**なの。

---

これ、今のあなたにぴったりじゃない?

欲を我慢してるうちは、
「私、ちゃんとやってる」って思える。

でもね、
欲を無視し続けると、
ある日いきなり
余裕がなくなるのよ。

イライラしたり、
涙が出たり、
どうでもよくなったり。

それはね、
欲が悪いんじゃない。

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休みたいって思うのは、
逃げじゃない。

一人になりたいって思うのは、
冷たい親でもない。

それを
「そんなこと思っちゃダメ」
って消し続けてきたから、
しんどくなったの。


今日はさ、
無理に前向きにならなくていい。

深呼吸して、
一回、立ち止まりなさい。

これでも食べて、元気出しなさい。

 

 

 


また明日、
できる分からでいいのよ。

 

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一休宗純(1394-1481)は室町時代のお坊さんです。

 

天皇の子として生まれたとされ

 

幼い頃から禅のお寺で修行しました。

 

難しい決まりごとにこだわらず

 

自由な考え方で仏教を説きました。

 

詩や歌が得意で

 

ユーモアあふれる言葉で人々を楽しませました。

 

晩年は京都の大徳寺を立て直すなど

 

大きな功績を残しました。

 

とんち話の「一休さん」として

 

今も多くの人に愛されています。