……ねぇ どうしたの
ちょっとこっち来なさい
どうしたの?
……え?
あぁ
そうか
サッカー
毎日練習してるのに
レギュラーになれなくて
走って
声出して
言われたことも
ちゃんとやってるのに
結果が出ない
「がんばっても
どうせだめなんじゃないか」
そんな気持ちに
なってきてる顔ね
ねぇ 道元さんの話 聞いてみる?
昔ね
すごく真面目で
すごく不器用な
お坊さんがいたの
道元
っていう人
この人ね
修行って何だろう
悟るって何だろう
ずっと考えてた
その道元さんが
こんな言葉を残してるの
修行と悟りとは 一つなり
今の言葉にすると こういうこと
これね
むずかしく聞こえるけど
言ってることは
すごくシンプル
結果が出たら意味がある
じゃない
今やってること
今がんばってること
それ自体が
もう価値なんだ
ってこと
ゴール決めたら
レギュラーになれたら
勝てたら
それがないと
意味がない気がしてる
でもね
道元さんは
それは違うって言ったの
走ってる今
転んでる今
くやしい今
一人で泣いてる今
その全部が
もう ちゃんと
進んでる時間なの
結果はね
あとから
ついてくることもある
でも
結果が出ない時間が
ムダになることはない
あきらめかけてる今も
ちゃんと
心は動いてる
今日はさ
やめなかった自分を
ちゃんと見てあげなさい
これでも食べて 元気出しなさい
ホワイトチョコが特におすすめよ
がんばってる時間
それは
道のど真ん中よ
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道元禅師(1200-1253)は
鎌倉時代の僧で
日本曹洞宗の開祖です
京都の貴族の家に生まれましたが
幼くして両親を亡くし
13歳で比叡山で出家しました
「人は生まれながらに仏性を持つのに
なぜ修行が必要なのか」という疑問を抱き
中国に渡って禅を学びました
修行と悟りが一体である教えは
日本禅の基盤となりました

