商機(商売上のよい機会)とか商魂(儲けようとする気構え)とか

先日「フォトネクスト」なるイベントに行ってきました。どのような催し物かをざっくり説明しますと、その昔「フォトイメージングエキスポ」というアジア最大級といわれる写真関連の展示会がありました。その後いわゆる大人の事情で2つに分かれます。1つは新発売のカメラとか最新の機材などの派手な展示会で現在「CPプラス」という名前のイベントです。他方はかなり専門性の高い内容で業者に的を絞った少々地味目なイベントが今回の「フォトネクスト」。ちなみにCPプラスはキャノンやニコンなどのカメラメーカーが大勢のキャンギャルを投入し、プロ以上の機材を持ったボーイズたちが会場で撮影しまくるといった熱気ムンムンなそれであります。

さて入場の手続きを済ませ入り口兼出口から会場に入ると、なぜかマッサージ器などの健康器具がたくさん並んだブースがお出迎え。最近では業界として医療や化粧品などいろいろな方面に力を入れているので「きっとどこかの写真メーカーがマッサージ器を作ったのかな？」などと考えていました。

資料を集めたり、日頃お世話になっているメーカーの方と挨拶を交わすなどしていると2時間ほど経過。歩きまわり少し疲れてもきたのでそろそろ帰ろうかと思い、出口に行くとそこには足裏マッサージ器を試す人々。よくよく見ると写真とは全く関係のないメーカーが出店しています。イベントに参加して歩き疲れた人をターゲットにしたマーケティング戦略。さらに出店側の人間も1日中立って接客をしているのですから足の疲れはハンパないので、かっこうのお客様。

見事なまでのピンポイント攻撃。

「仕事もほどほどに少しは身体を休めましょう」、という情報を仕入れて会場をあとにしました。

【今日のツブヤキ】

栄養ドリンク「リゲイン」の主力品が4月に出荷を終了したらしい。もう24時間戦わなくてもいいのですね。