『犬のおまわりさん』29【ウネ】 | SuperJuniorウネ小説さくやのブログ

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ウネ多め
傷んだお魚が大好物です( ´艸`)



「動かないで」

鈍く光る銃口が俺の動きを追ってくるのへ構わず、久しぶりにキュヒョンを抱きしめるために歩を進める。

「動くなってば!」

そんな脅しに屈するヒチョル様だと思われるとは----、心外だ。

それに。

----おまえが俺に引き金を引けるわけがない

それは、決して俺の思い込みなんかではない、事実。

そして----、例えキュヒョンが俺に引き金を引いたとしても。

----キュヒョンがそうしたいなら、それでいい…

俺は『旅する皇太子』----、誰の指図も受けない。
俺に命令出来るのは、俺様だけだ----。



だから----、

「兄さん、止まって…」

俺が結局、情けなくもキュヒョンの言葉に従ったのは----、








キュヒョンが“俺に”引き金を引かないことしか、自信がなかったからだ----。








【サジンはお借りしました】