平成のカイジ~破滅的借金賭博録~ -3ページ目

平成のカイジ~破滅的借金賭博録~

男が一度は憧れる、ギャンブルでの大勝利。

積み上げられた札束で、酒も女も、車も、すべてを手にできる。

そんな勝利を目指して、日々、賭博を続けるある男の日常。

これを読めば、自分がどれだけマシな人間かを実感できる。

また、会社を休んでしまった。


10時から、大事な会議があったにも関わらず、9時に目黒駅前で釣竿を持って立っていた。


出社するサラリーマンやOLたちがジロジロと見てくる。


ええ、わたしは社会不適合者ですよ。ほっといてください。


そんなに働くことが偉いのかよ。働かないことも、なかなか勇気がいるものだぞ。






釣竿をいじいじしながら待っている私の前に、一台のベンツが止まる。


悪友だ。



平日の朝から、いい歳の大人が二人そろって、魚つりに行く。


この堕落感、悪くない。



行き先は、フィッシュオン王禅寺。


管理釣り場である。ニジマスなどのトラウトをルアーで釣るのだ。




悪友が運転する助手席に乗って、ぼんやり缶コーヒーをすする。


車は、東名高速に入り、川崎ICで降りる。


窓の外は、灰色の雲が広がっている。


いいね、この憂鬱。




釣り場では、ぼんやり煙草を吸いながら、ルアーを放り投げていた。


3時間で5匹ほど釣ったが、別に釣ることが目的でもない。


なんとなく、この平日ののっぺりとした時間が流れてくれればそれでいいのだ。



それでも友人は、1匹しか釣れずにひどく機嫌を悪くしていた。


釣り場の帰りに、寿司屋に寄った。安い店だ。


そこで、二人で狂ったようにサーモンとイクラばかり食べた。


まあ、それなりに旨かった。



14時くらいに目黒に戻ってきたが、ひどく眠かった。


そのまま大井競馬場に打ちに行こうかと思ったが、心地よい眠気の中でセックスがしたくなり、


マンションに帰ってデリへルを呼んだ。


持ち金がなかったので、60分2万円のコース。


よく使う蒲田の馴染みの店の、顔見知りの子だ。某有名私立の大学生。


軽くマッサージをお願いしたのだが、

女の子が生理前でセックスがしたいと言ったので応じた。


行為をしていたら、「何だか生臭い」と言われた。


ニジマスの匂いが手に残っていたのだろう。しかも寿司も食べた。



それでも、女の子はとても丁寧で情熱的なセックスをしてくれた。


サービス精神もあったし、本能的なものを感じることもできた。


おかげで、その後、心地よく眠ることができた。


あの何とも言えない眠気の中でやる性行為はどうしてあんなに気持ちいいものか。


一種の麻薬めいたぶっ飛び感がある。



彼女は帰り際に、「また来週にでも」と言ったが、


今週末のヴィクトリアマイルの結果次第だろう。


岩田騎手が騎乗停止処分を受けて、乗り替わりになることがレースにどう影響を与えるか。


少し考えなくてはならない。



そんなことを思いながら、まどろんだ。


起きたら、20時を少し回っていた。


明日は10日なので、諸々の支払い日である。


今日のうちに口座に金を振り込もうと出かけた。


アコムから金を借りて、それを銀行の口座に移す。なんとも言えない虚しい作業だ。


アコムのATM画面に映る二次元のお姉さんの笑顔が、その虚無感を増幅させる。


一歩間違えれば、死ねる。日常は、そういった瞬間の連続でできている。




帰りに、パチンコに寄った。


3000円だけと思って打ち始める。


甘デジの島に、大当り中の台がたくさんある。


つまり、今の時間はこの島の電圧が高くなっているということ。


これは狙い目である。


空いていた戦国乙女(甘デジ)に座る。この際、釘は無視だ。


本日大当り3回、56回転。



500円で、ぽろりと入った1回転目。


セリフ予告。金で、「おめでとう」。


プレミアである。


オスイチゲット。まあ、甘デジならよくあることだ。




この当たりが、7連荘してくれて、3箱弱。1万3千円交換。


プレミアの当たりが多く、台が好調であった。

粘れば、まだ出たはずだが、なんだか疲れたので帰る。



投資500円、換金1万3千円。


まあ、時給にすれば悪くない商売だ。良しとしよう。




家に帰ると、携帯電話に留守番電話が入っていた。


「明日の朝、人事局へ行くように」


上司のひどく沈痛な声。




あーあ。こりゃ、ついにお咎めだな。


まあ、クビにならなきゃいいのだが。


いやはや、どうなることか。

















GW明けから会社を休んでしまい、GWが延びた。


と言うのも、昨晩、夜の1時半から朝の5時までどっぷり酒浸りになってしまい、

確信犯的に本日、体調不良(二日酔い)での休暇。


仕事なんてね、ある程度、やっていれば良いのですよ。


どうせ、僕らの経済活動なんて宇宙の営みから見れば、ミミズの脳味噌のようなちっぽけなものである。


それならば、その瞬間に「本能」にしたがって自分の欲を満たした方が良い。

というのがもっぱらの持論「宇宙相対性欲望論」である。



昨晩の話を少ししよう。


金はあった。


パチンコで小金を勝っていたのだ。


家でとびっきりの貰い物のワインを一人であけていた。

すっかり1本を空けてしまったのが1時くらいだったろうか。


ちょうどタイミング良く悪友から電話が鳴る。


「目黒で呑んでいるから来い」



ジーンズにシャツを羽織り、目黒駅前まで歩く。


もう終電もなくなってしまったこの時間、あたりにいるのは、

キャッチの黒服か、仕事帰りのキャバ嬢だけである。


そんな中に、オレンジのコートを羽織った、

人相の悪い男がふらふらと立っている。


悪友だ。


その人相に、黒服たちも声をかけない。



二人で近くのダイニングバーに行く。


この店は、世界のビールが呑める。その日は、メキシコのビールを飲んだ。軽くて旨い。


スポンスポンッとビールを2人で8本空けて、

白ワインを1本飲んだところで、時計は既に4時を指していた。



店内には、我々と他に、女性の2人組みだけであった。



その女性の一人がトイレに立った。

ひどくふらふらとした足取りだ。


トイレは我々の席のすぐ近くにある。


我々の席の横を通る時に、その女が挑発をかけてきた。


まあ、今思うと、プロだったのだろう。



私は、手を洗いに行くと言って、そのままトイレに行った。



トイレは、個室が一つだけである。


かつて、ここではあの小栗旬が某モデルとペッティングをしたトイレとして有名だ。

(その様子がフライデーされていた)



そのトイレで、挑発してきた女と絡む。


面倒な交渉はない。金を要求されると思ったが、そうでもなかった。


女はひどく酔っていて、結局、最後までコトを行うのが面倒になってやめた。


それでも何となく後味が悪かったので、万札を女の下着の中にいれてトイレを出た。




席に戻ると友人に、「ほどほどにしとけ」と煙草の煙を吹きかけられた。



会計をすまして、店を出る。


女は、また店の奥で新しいワインに手をかけていた。




ぶらぶらといつものガールズバーに入る。


ガールズバーの何が楽しいのか、未だによく分らない。


それでもこの店に、僕と悪友は二人で、月に50万近くを落としている。


なんなんだろうね。


その日も、顔見知りの女たちと「いやらしい」話をして酒を呑んだ。



20歳そこそこの女たちだ。


バイト感覚だから、ホスピタリティ精神なんてものもあったもんじゃない。


ただ少し顔がいいというだけだ。



この店に来ると、大抵、セックスの話をして帰る。



昨日も話の流れで、「最近、いつセックスしましたか?」と聞かれて、


「30分程前に・・・」と言いかけてやめた。




セックスの話をして、まずい酒を飲んで、

それで一時間もいれば1万円ほどかかるのだから、ボロイ商売だと思う。



一度、閉店(5時)まで居座り、アフターと称して、

女の子を誘ったことがある。


意外にすんなり誘いにのってきたが、

如何せん、彼女たちは若い。元気がある。


朝の5時から、居酒屋に引張っていかれ、

9時くらいまで付き合わされた。


そんなおてんと様が登っている時間に、セックスなんてする気もおきない。


くたびれて帰った。

そんなものだ。ガールズバーなんて。


それでも、ついつい足を向けてしまう。

何かを期待して。何も起こらないことを知っているのに。





今日は、二日酔いで会社を休んでパチンコへ。


まあ、当たる気もしなかったが、

昨日のヒキ残りを狙って、feverルーセントに座る。


本日大当り1回、140回転。


これが、520回転までどんはまり。諦めて店を出る。



この日は、甘デジとライトミドルがイベントと称されていたのに、

まったくどの台も出ていない。


確かに、多少釘は甘いかもしれないが、これでは客が離れる。

事実、22時をまわる前にほとんどの席が空いていた。


現在のホールは遠隔操作は違法として禁止されている。


しかしながら、島ごとに電圧の管理をしている事実がある。


時間帯によって、沈黙する島と爆発する島が明確なのもこのためである。


本日、甘デジの島は終始、電圧が低く、熱いリーチすら少なかった。


店側の回収モードが伝わる。


しばらく、この店には近づかないようにする。


常連が多く座る甘デジから回収するとなると、

相当財政が逼迫しているということなのだ。


当分、厳しい状態が続くだろう。



明日は、大井競馬場に馬でも見に行こうか。


あくまで遊びだが。

















連休明け、山から降りて、はじめてのギャンブルがパチンコとなった。


大した仕事もなかったので、14時にはオフィスを抜け出し、パチ屋へ足を向ける。


さてさて、自分の第六感がどこまで冴えるものか。




投資金額は、1万円と決めた。

軽い運試しなのでそれで十分だ。


一台目、戦国乙女の甘デジに座る。

命釘がかなり開いており、千円で25回転。

これなら勝負できると思ったが、開始から16回転目に赤保留を簡単に外し、

その後も熱いリーチすらかからない。


いくら回りがよくてもこれでは勝負にならない。


4千円の投資で台を移動。


いかん、いかん。

釘が開いていただけという、あまりに打算的な台選びに嫌気がする。


「何となく」の勘で選んでこそ、運試し。


何となくピーンと来た、feverルーセントに座る。199分の1の甘ミドルだ。

確率変動10回限定+40回の時短。



大当りは、16R、8R、4Rに振り分けられるが、

16Rの割合が確か50%だったような。残りが25%づつ。


16Rに偏り、連荘すれば一撃必殺の機種である。

ライトミドルとは思えない、スピード感と出玉量。


本日大当り0回、43回転。

座って30回転目、保留点滅から、図柄暗転予告。


巨大7がリールを覆って、オールセブン大当り!

16R確定である。


投資2500円。


16Rだと、2000発近くが出る。

このあたりが、16R×3、8R×3で、8000発をゲット。


時短終了後、即辞めで換金。


投資6500円、回収32000円。


まずまずである。




ここで深追いはせずに撤収。


運試しとしては上々の勝ちっぷりである。



山で鍛えた意味があるってものだ。




これで今週は勝負できると思う。


狙いは、ヴィクトリアマイルだ。

軸馬はまだ決めていないが、単勝+馬単+三連単で、逆転の一発を狙う。



そろそろデカイ運気が回ってきてもいい頃だ。

もう二年以上も我慢している。



どかんとJRAの帯びつき札束をバッグに詰め込みたいものだ。



今日は、知り合いにもらったスペイン産の白ワイン、至極の一本を開ける。


「大切な人と飲んでください」と言われたが、まさか自分より大切な人などおらぬ。



ワインを開けたら、今日買った金で、マッサージでも呼ぼう。


もちろん、回春マッサージ。


おすすめは、五反田のメンズエステ。


かなりの美女ぞろいである。基本は、ローションでヌイてくれるのだが、

ローションを塗られる前に何となく交渉すれば、何となく本番もできる。


ここでも何となくが大事だ。少しアンニュイ感じを出しながら、


「どうせなら、やっとく~?」みたいなテンションが良い。


「お願いです!やらせてください!」とがっつけば逆効果だろう。



また、ローションを塗られてからだと、何かと面倒なので先手必勝を。




いい女と、いい酒には、男は抗えないもんだよ。