私はなぜ「中国」を捨てたのか | Dream Factory 公式ブログ

私はなぜ「中国」を捨てたのか

私はなぜ「中国」を捨てたのか

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著者:石 平(せき へい / shí píng)
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プロフィール

1962年 中国四川省成都市に生まれる。

1966年 
教師だった両親が大学から追放されて
農場へ「下放」されたため、
四川省の農村部で漢方医の祖父によって扶養、
祖父から「論語」を教わる。

1980年 北京大学哲学部入学

1983年頃
毛沢東暴政の再来を防ぐためと、
中国民主化運動に情熱を傾け始める

1984年
北京大学哲学部を卒業。
四川大学哲学部講師を経て、

1988年
留学のために来日、日本語の勉強を開始。

1989年
天安門事件をきっかけに
中華人民共和国と「精神的決別」

1995年
神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了
民間研究機関に勤務

2002年
『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)
を刊行して中国における反日感情の高まりについて
先見的な警告を発して以来、
在日中国人として
日中問題・中国問題中心に評論活動に入り、
執筆、講演・テレビ出演などの言論活動を展開している。

2007年末
日本国籍に帰化。
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著者は、共産党の思想教育、文化大革命、天安門事件を経て、
独裁政権の祖国に幻滅し、2007年日本に帰化した

この本を購入するきっかけは、日曜日に放映されている
「たかじんのそこまで言って委員会」で三宅先生が紹介したことから

反日がいかにしてつくられたかは、既に日本の中でも周知の事実だと
思うが、ここに描かれた「反日」の実態は凄まじく、それは愛国主義
と表裏一体となり、共産党政府主導のもと中華思想を推し進めている

第1章:私は「毛主席の小戦士」だった
第2章:いかにして「反日」はつくられるのか
第3章:中国を覆う「愛国主義狂乱」
第4章:日本で出会った論語と儒教の心
第5章:わが安息の地、日本

第1章:

幼少期は田舎で祖父母に育てられた。
訳も分からず祖父から論語を教えられた。
それは秘密裏に行われ、毛沢東→文革の時代には公に論語の勉強が
出来なかったということだ。
中国人の倫理観の乏しさの理由とも言えるだろう。

小学校高学年で都会の学校に入り「毛沢東」の洗脳教育に出会う。
この時、「毛主席の小戦士」となっていた。
洗脳教育はとても恐ろしく、著者自身も幼少期には毛沢東を信じ、
「(中国は)最も繁栄した真の民主国家である」に対して疑う余地が
なかったと言う。

大学時代(1980年頃)中国国内で盛り上がる民主化活動の動きと共に、
共産党主導による社会主義洗脳教育に問題意識を持ち始める。
身の回りには多々、残忍、冷酷で理不尽な状況が続く。
例えば、近所のお婆さんが(毛沢東の写真の載った新聞紙で、大根を
包んだことだけで、「反革命分子」とされ)処刑された。
この時、著者は、毛主席の一党独裁の政治体制打破、民主化運動の推
進活動を開始することとなった。

著者は「ルソー」、「ロック」、「アメリカ独立宣言」を研究し、
民主主義国家の建設を考え、四川の大学助手として啓蒙活動をしていた。
この頃、日本の友人から日本留学の話があり、日本留学のため、来日。
1989年、神戸大学大学院へ進学時、胡耀邦氏が死去し、中国での民主化
運動と呼応して日本で連帯組織をつくり運動する。
そして同年6月4日、天安門の残忍冷酷な大流血事件が起きた。
中国共産党の軍隊が中国国民を武力圧殺したのである。
このことは、言論弾圧で国民に一切知らされることはなかった。
中国国民に真実を知らせない、一党独裁政治が未だに続いている。

第2章~第3章

中国の反日教育世代が若者となった現在、日本人は本当に危機感を持た
なくてはいけない。
毛主席の小戦士を経験した著者曰く、中国人は政府に洗脳教育され、
本当に「日本が中国を攻めてくる」と思っているようだ。
しかし、強い憎しみや反日感情を抱きながら、日本企業に就職したり、
Made in JAPANの製品を指名買いしたりの行動は大きな疑問を感じる。
今、この瞬間の自分の利益だけを考え、何をしてもいいというのか?
中国人を洗脳教育した中国政府の責任は重罪だ。


第4章~第5章

中国では、文化大革命以後、儒教は思想として滅びたが、日本では仏教
も儒教思想が続いている。
著者が幼い頃、祖父に意味も分からず覚えさせられたのは、なんと論語
だったというのだ。
著者の祖父は、公に出来ない論語を、何度も書かせ、祖父は夜な夜な証拠
が残らないようにこっそり焼いていたという。

著者は、日本人となり、祖国である中国の独裁政治に、激しい怒りを持ち、
日本が外敵から侵されないためにも、どう対処すべきかを冷静に判断する
ためにも、中国で起きている事実を我々、日本人に伝え、日本へ警鐘を鳴
らし続けてくれている。