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小玉真義(司法書士講師)のブログ

司法書士試験の合格を目指す人のためのブログです。

過去問分析を中心に、試験に役に立つ情報を書いていきたいと思ってます。

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年明け1月上旬、「小玉塾・記述模試(無料)」というイベントを実施します。
 
これは、「全問講師作成無料模試」ということで、不動産登記(記述式)・商業登記(記述式)について、90分の演習をしていただいて(自己採点方式)、その後、2時間の解説講義を行うというものです。
過去に小玉塾で使用した問題を使用して、本試験レベルの模試を行います。
 
日程は、以下の通りです。
①1月7日(土) 15:00~ 横浜本校
(※この日の13:00から、同じ横浜本校にて、田端恵子先生の「記述ルール(商登法サンプル授業)」があります。)

 

②1月8日(日) 10:00~ 大阪本校

 

③1月8日(日) 16:00~ 名古屋本校

 

④1月9日(月・祝)14:00~ 東京本校(高田馬場)
(※この日の11:30から、同じ東京本校にて、朝倉日出男先生の「ミニマムリピート(択一マイナー・記述商登攻略のコツ)」があります。)
 
※小玉塾・記述模試については、ご都合の付く方は、出来るだけ当日ライブでご受講下さい(他の受験生と同じ教室で、本試験と同じ雰囲気で受験していただきたいと思っています。)。

※無料で実施しますので、ご友人の方等をお誘いいただいてご参加いただけると嬉しいです(一生懸命予習をして、ご友人の方と競って下さい。勉強のモチベーションアップにつながります 。)。
 
※以下、記述模試の内容について、「大まかな出題範囲」を書きます。 
(初学者の方等、まだ勉強が十分に進んでいない方は、予習をして臨んで下さい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<不動産登記法の出題範囲>
1.根抵当権の処分・根抵当権の変更
2.根抵当権の元本の確定
3.抵当権の処分
4.相続以外の原因による所有権移転登記
5.利益相反取引

<商業登記法の出題範囲>
1.種類株式
2.代表取締役の選定方法の変更
3.自己株式
4.募集株式
5.その他、上記以外の論点を一つ

 

※予習方法としては、「小玉塾・記述式de必勝講座(必須知識習得・過去問分析編)」の受講生の方は、これまで配布しました「小玉塾・書式集」と「ネタ集+」、「これで納得条文集」の該当範囲を十分に勉強してきて下さい。
これまで小玉塾を受講したことがない方は、上記論点について、お手持ちの参考書を読み、さらに択一過去問を潰してきて下さい。

※本試験と同じレベルの模試です。初学者の方は予習をして臨んで下さい。この予習によって、年明けの勉強のモチベーションアップを図っていただきたいと思っております。

 

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※小玉関連ストリーミング
本試験〈詳細〉分析会ストリーミング
http://r-tatsumi.com/st/shihoshoshi-shiken/tatsumikoushi_16070900/

平成28年度本試験・小玉独自分析会ストリーミング
(本試験択一式全科目についての、私の独自分析の結果をお話します。)
http://r-tatsumi.com/st/shihoshoshi-shiken/kodama_16071000/

「超速解」ガイダンスストリーミング 
http://r-tatsumi.com/st/shihoshoshi-shiken/kodama_16071701/

「小玉塾」合格者の声
http://www.tatsumi.co.jp/shihou_shosi/tokusetu/150425-kodama-interview/


こんばんは。
小玉です。
お読みいただいている皆様、更新が非常に、非常~に、遅れてしまってすみません。


手順④です。

次にすべきことは、自分で見つけ、コピーした、
「誤答に至るこの1箇所!」を手がかりに、それを修正、克服しうるような教材(参考書、講座、模試等)を自分の手で探して下さい。

 

この判断は、実際に間違えた自分以外には出来ないことです。
本屋に足を運ぶなり、予備校講座のガイダンスに出席してみるなりして、自分で探し当てて下さい。
(たぶん、この部分を他人に相談してみても、的外れな回答が返ってくることが多いと思います。自分に足りない部分を完全に補うことができるのは、自分だけだと思います。)

 

細かい弱点分析をせずに、
「自分は今年の憲法で2問間違えてしまった。だから、自分は憲法が苦手だ。憲法の講座を取らなきゃ・・・」
というような漠然とした選択は、避けてもらえたらと思います。


今年、憲法2問間違えてしまったとしても、
それが、
「自分が憲法という科目を全く勉強していないから」なのか、
「たまたまミスをしてしまった部分があるから」なのか、
「単純に、今年の憲法が難しかったからなのか」、
これらをはっきりさせてから、次の自分の勉強の方向性を決めてください。

 

・・・おそらく、去年までの自分の本試験の点数で、なんとなく、
「自分は民法が得意だ!」
と思っていて、今年民法で失敗した人は、いると思います。


これは、平成27年度本試験終了時に、自分の弱点を細かく分析せず、「民法で高得点が取れた」というイメージのみを1年間持ち続けて勉強してきた人にありがちです。

 

平成27年度本試験終了時に「今年の民法はたまたま簡単だっただけだ。民法が得意なわけじゃない。」と謙虚に認識して、例えば「自分は、共同抵当の論点が苦手だから、速く解けるようにトレーニングしなきゃ。」、「先取特権の条文読まなきゃ」と(謙虚な気持ちで)苦手論点を潰していった人は、平成28年度本試験の民法で失敗しなかったと思います。

 

これまでの私の講師の経験上、受験生の方には、「過去の自分の成績データ(平成○年の本試験は、○点取れた。模試は〇点取れた)」をもとに、「自分の実力が伸びている(下がっている)」という判断をする人が非常に多いと思いました。

これは、確かに、(受講する講座選び、使用する参考書選びの)一つの目安にはなりますが、これだと、具体的な「平成29年度本試験対策」には結びつかないことになります。
(数字で自分の実力を判断してしまうと、先述した「民法」の失敗に結びつきがちになります。)

 

「具体的に!具体的に!」と意識しつつ、「この問題を正確に解くためにはどういった方法で解けばいいんだろう?」とか、「この論点は判例を整理しなきゃならないな!よし、自分で判例をまとめるぞ。」という勉強をして行ってください。
(よく私が言います、「模試の点数は気にしないで下さい」という内容は、まさにこのことを指しています。)

 

以上をまとめますと、
「自分は本試験で〇点取れたから上級講座にするぞ!」、「自分は、○点だから、また入門講座を取ろう。」とか、「○点だから、この問題集をやろう」とか、そういう判断をせずに、「この講座は、○○の論点の解説が分かりやすいから自分にプラスになるな!」とか、「○○の論点が苦手だから、これを克服するために本屋に行って参考書選びだ!」という判断をしていただきたいと思います。

 

以上、手順④となります。

 

長くなりましたが、結局私が言いたかったことは、「自分の弱点を“具体的に”見つけ出さないと、来年も同じ失敗を繰り返す。」ということです。

司法書士試験は、毎年7月の一発勝負の試験です。
一番大切な事は、平成29年7月の本試験を突破することです。

これを「忘れないため」の工夫をし続けながら、約1年間の受験生活を過ごして下さい。

以上となります。

 

★以上の原稿は、7月に書いたものですが、アップするのが遅れてしまい、年明け直前になってしまいました。お詫び申し上げます。

 

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※個人的にお勧めの動画
司法書士 高橋欣也先生の実務家講演会
http://r-tatsumi.com/st/shihoshoshi-shiken/16072401-2/


こんばんは。
小玉です。
お読みいただいている皆様、更新が遅れてしまってすみません。


今日は、手順③です。


「誤答に至るこの1箇所!」を見つけ出したら、
例えば、「民法○問目の肢○について、○○という文言を読み落とした!」というように、その「1箇所」を完全に覚えてしまって下さい。

さらに、その「1箇所」について、「ここを読み落とした!」等のコメントを書き加えた上、コピーを取ったりして、毎日見れる状態にして下さい(自宅の机に張り付ける、カバンでいつも持ち歩く等)。


私の受験時代は、前年度の単年度版過去問を常にカバンの中に入れて持ち歩き、いつも眺めていました。


まず、司法書士試験対策として、「平成28年度本試験で出題された問題と全く同じ問題が平成29年度本試験で出題される可能性は薄い」ということは、過去問分析をすればすぐに分かります(もちろん例外はありますが、ここでは考慮しないことにします。)。

しかし、だからと言って、「自分は、平成28年度本試験の問題は全く見ない!だって、同じ問題が出ないんだもん」というのは、マズイです。

どうしてかというと、
「平成28年度本試験での出題方法や出題レベルにおける試験委員の考え方は平成29年度本試験に受け継がれる可能性が高い」からです(別の論点で同じ形式やひっかけをする問題が出題される可能性が高いということです。)。


だから、「同じ知識は出ないから」と言って、平成28年度本試験をやらないと、平成29年度本試験では、平成28年度本試験でした失敗と同様の失敗をする可能性が高いです。

そして、平成28年度本試験における「実際にやってしまった失敗」は、平成29年度本試験で繰り返さないために、意識して直していかなければなりません。

そして、それを約1年間、忘れずにしておくため、「ミスした箇所を問題文ごと暗記しておく」という作業が大切になります。


平成28年度本試験を分析しながら、平成28年度本試験で実際にやってしまったミスを意識して直すために、対策を立てることは、多くの人がやると思います。
しかし、「ミスした箇所を記憶しておく」という作業は、意外と意識していない人が多いと思います。


「ミスを記憶する」という作業を明確にやっておいて、その状態で模擬試験等を受験する。
そして、「模擬試験等で対策を磨き上げていく」というのが、年間通しての勉強で一番大切なことだと思います。
平成28年度本試験の限られた時間内でしてしまったミスは、他では得ることのできない貴重な情報です。この情報は、平成29年度本試験対策として大切に使って下さい。


さらに、「ミスした箇所を問題文ごと暗記しておく」という作業には、「自分はこれが原因で今年ダメだった!」という記憶を1年間持ち続けてもらうという効果があります。


これは、一見すると「意味のない作業」と考えられがちですが、実は、非常に重要な作業です。

当たり前のことですが、受験生の方は、皆さん「人間」です。
だから、勉強するに際しては、「やる気」という要素が大きく影響します。
「やる気」を出すために、常に「平成29年度本試験には落ちたくない」という気持ちを、平成28年度本試験の問題文を毎日眺めて思い出してほしいと思います。


本試験直後と、合格発表時は、「本気で悔しい」という気持ちになり、「勉強頑張るぞ!」とやる気に溢れる状態になる方が多いとは思います。

でも、年明けごろになると、「不合格だったから悔しい」という気持ちがなぜか薄れてしまいがちです。
「教材」、「模試」、「講座」等に忙殺されてしまい、「目の前にあることで手一杯。7月の本試験のことなんて、忘れてしまった。」ということになりがちです。

このことが「本試験に合格するために勉強するのに、勉強に忙殺されてしまって本試験のことを忘れる。」という本末転倒な結果であることは、誰もが分かることです。


しかし、忙しくなりすぎると「不合格だったから悔しい」という気持ちを忘れてしまう。


ですから、これを忘れないため、手順③として、「自分の間違えた問題をコピーして、毎日見れる状態にする。」ということをやって頂きたいと思います。


以上が手順③です。


※私は、7時間後に岡山に向けて出発致します(全国行脚ガイダンスです。)。
以下の日程でやりますので、お近くの方はぜひご出席ください。


以下のホームページ中の、

夏のガイダンス



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