
にほんブログ村
(的中表を作成して下さった方の)合格体験記です。
<小玉塾を受講した理由>
H26年に受けた2回目の受験で択一の基準点を突破したものの不登記述で枠ズレを二箇所も起こし、それが原因で不合格。本試験後読んだ小玉先生の本「超速解」がとても読みやすく、またそれまで一度も考えていなかった解法の重要さを知り、それが不合格の理由だと確信したため受講を決めました。
択一ALL IN ONEについては、私は勉強を開始して以来過去問集を一切使っていなくて、それが逃げ切り点が取れない理由だと思っていて「昭和53年からの過去問が必要だ」と言い切る小玉先生の講座を受けて過去問を完璧にしようと思い受講しました。
<①普段気を付けたこと>
最も気を付けたのは「条文を引く」ことです。
過去問で出てきた条文は印を付けて、知っていても面倒くさがらず何度も引いて長い条文でも必ず全て読みました。
小玉塾や答練で使えそうだと感じたことは六法の該当する条文や判例にメモしました。
そうしていくと過去問を解いたり授業を受けている時に六法を引だけでその条文が過去問に出題されているかが分かったり、メモを見ることで未出でも「そろそろ出題されそろだな」「この条文はこの前間違えて苦労した箇所だ」等の自分独自の分析ができるようになった気がします。
また、今年の午前第28問の株主名簿の問題のような「一見難しそうだけど条文を思い出せば解ける問題」には強くなれたと思います。
<②勉強内容>
私は司法書士試験に合格するために最も必要なものは正確な知識だと考えていました。
そこで、小玉塾を受講するに当たり、やるべきことを①昭和53年からの過去問、②それにでてきた条文、③小玉塾、その他答練でどうしても復習したいと感じた問題、に絞って一年で過去問は10周ぐらいしました。
普段から本試験当日は上記3点から出せれたら絶対正確に判断し、それ以外の知識なら判断しなくてもいいし間違えてもかまわないと思って勉強しました。
その結果、本年度の小玉塾ABランクは全て正解することができました。あまり時間をかけられない憲法刑法を的中してもらえたのがとても助かりました。
<③小玉塾の感想>
小玉塾はとても実践的でした。
具体的に話すと小玉塾記述の問題は正面から真面目に解いていくと必ず時間切れになるようになっていて、小玉先生がここは手を付けないのが正解!などのコメントを出してくれてそれが本試験、特に午後の部で活かされました。
今年の記述の不動産登記法の第三欄の変更後の事項、第四欄の登記することができない債権の範囲を書かせる問題、商業登記第二欄登記すべき事項の発行可能株式種類株式の内容の写経部分、第4欄は瞬時に白紙にするという結論に至りました。
普段の授業の経験上ここに手を付けたら時間切れになるというのがすぐにわかったからです。
私は午後は記述から解くのですが、このおかげで記述を2時間で終わらすことができて、択一式に1時間確保することができ、最後は10分間余りましたが、空白部分には時間を割かず、入念にマークミス、ケアレスがないかチェックすることもできました。
これだけ白紙にしたら点数が伸びないのでは?という疑問もでるかもしれませんが私は講師になる前から採点について分析していて採点基準に関しては日本一であろう小玉先生を信じました。
そしてケアレスミスなく知っている知識を確実に解答用紙に残し、午後30問、記述46.5点という点数を取ることができました。白紙部分にする、という決断が合否をわけたと私は思っています。
これだけ白紙にしても記述は10点上乗せすることができましたし、択一も時間に余裕を持って解いたことが高得点に繋がったと思っています。
(以下、小玉の文章です。)
平成27年度本試験で、惜しくも合格出来なかった方(特に、僅差で合格を逃してしまった方)は、上記の体験記をプリントアウトして熟読し、「どこが自分と違ったのか?」を徹底分析して頂きたいと思います。
「いいな。うらやましいな。」、「あと択一1問取れていれば俺も・・・」という気持ちを抑えて、どうか、謙虚に分析してみて下さい。
「自分はサボってしまったけど、この人はしっかりやっていた。」という箇所が必ず見つかるはずです。
それを見つけ出すことが、「合格体験記の読み方」です。
合格体験記は、読み手次第で「紙切れ」にもなりますし、「札束」同然にもなり得ます。
以上となります。
最後になりますが、今回登場して下さった合格者の方、ありがとうございました。緻密な「的中表」の作成は、大変な作業だったと思います(1週間以上はかかる作業だったのでは!?)。また、思いのほか、「合格体験記」まで書いて頂きました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
今後のご活躍をお祈り申し上げるとともに、ご厚意に応えられるよう、私のほうも講師として一層頑張っていきたいと思います。