講座の復習方法① | 小玉真義(司法書士講師)のブログ

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★「小玉塾・座談会」の様子について

座談会リンク ↓

http://www.tatsumi.co.jp/shihou_shosi/tokusetu/130115_kodamajuku_zadankai/index.html

こんばんは。


小玉です。



択一オールインワン完成講座のライブクラス、終了致しました。



今回は、6月の時点での講座の復習方法について書きます。


(講義終了後、毎回復習をしていただいていたことを前提に書きます。つまり、講義内容について、「2周目を回す」場合の注意点について触れます。)


2周目の勉強として、まず最初に着手していただきたいのは、民法です。


講義中でも触れましたが、民法については「本試験では、満点を取らなきゃ合格できない!」と思って勉強して下さい。



以下、皆さんの現状に応じて、2タイプに分けて書きます。



1.これまで択一の足切りを突破した経験のある人

これに当てはまる人は、ご自身の「勉強方法」がある程度決まっていると思います。


過去問重要度ランク表のABランクの過去問を回すことを中心に、講義レジュメ掲載の「過去問未出の判例」について、知らない知識があったら潰していくという方法をとっていけばいいと思います。


また、推論問題についても、「現在、理解していないもの」を中心にレジュメを読んで行って下さい。


重要なのは、「妥協しない」ことです。


「このくらいやっておけば大丈夫だろう」という甘い見通しで勉強することは避け、やれるだけやって下さい。



2.これまで択一の足切りを突破した経験のない人

まずは、もう一度過去問を潰してください。


講義では、「過去問未出の判例」を多く扱っていますが、優先順位としては、過去問を潰すことが先です。

その上で過去問を潰しながら、該当する箇所のレジュメを見ていく方法でもいいし、過去問を一周終えてからレジュメを見ていく方法でもいいです。


私が講座で「「これは重要です」と言った内容よりも、過去問に書いてある内容のほうが重要度が高い」と思って過去問を潰して下さい。


(自己否定のようになってしまいますが、)結局、「講師がどれだけ“この知識は重要だ”と言っていても、過去問で出題された情報にはかなわない」ということです。


過去問は、(一定の例外的な受験生を除き、)全ての受験生がやっている教材なので、ここで取りこぼしをすることは許されません。


次に、過去問重要度ランク表の使い方は、ABランクのものをやっていくことにしてください。(お仕事が忙しく、睡眠時間を削っても時間の作出ができない人は、この時期からAランクのものに絞っていくことも仕方がありません。)


“「あれもやりたい!これもやりたい!」と欲張って勉強しようとして、結局最後まで終わらなかった“という状況は最悪なので、ご自身の可処分時間をよく見極めた上で決めて下さい。


Aランクのものを全て潰した上で、時間が余りそうならBランクのものもやるという方法でもいいと思います。


また、「気になった問題」や「よく理解していない問題」について、条文を引くようにして下さい。


さらに、この時期は、「分からない問題」があった場合には深く悩むことはせず、その問題に付箋などを付けておいた上で、「丸暗記して済ます」ようにして下さい。



(後で時間が余ったら、手持ちの参考書等で調べるというようにして下さい。)


分からない問題があるたびに立ち止まっている人は、とても7月の本試験まで間に合いません。この時期の勉強としては、一つの論点について深く理解するよりも、可能な限り多くの論点について、本試験で思い出せる形にしておくことのほうが重要度が高いと思ってください。

(本試験問題との関係で言えば、完璧な理解で1問を正解するよりも、たとえ丸暗記で得た知識であっても、その知識で多くの問題を正解したほうが合格に近づきます。)


過去問重要度ランク表については、私が徹底的に過去問を分析して作成したものなので、全面的に私を信用してABランクのものに絞って勉強して下さい。(Cランクのものについて、「もし本試験に出たらどうしよう?」というように不安に思う人も多いと思いますが、この時期に勉強量を欲張りすぎるのはいい結果を生みません。←すでに択一の足切りを突破した経験のある人は、過去問を回すスピードが速いはずなので、これが当てはまりません。)



まずは、以上となります。



また更新しますので、復習の際の参考にして下さい。