こんにちは、小玉です。
今回は、過去問と答練について書きます。
まず、「本試験の択一対策としてやるべきものは？」と聞かれれば、ほとんどすべての人が「過去問」と答えるでしょう。私もそうだと思います。
ここでは、「どうやって過去問を勉強していくか？」について書きます。
１月からは、各予備校で「科目別」又は「範囲指定」型答練が始まりますね。（辰已では、１月１２日（土）よりスタートします。）
（毎年私が言っていることですが、）「本試験の択一の足切りを突破したことのない人」は、「科目別又は範囲指定型答練」を受講することを「強く」お勧めします。
使い方は、「各科目（又は各範囲）のスケジュールに従って、予習として過去問をつぶす」という使い方です。
勉強のペースメーカーとして、科目別・範囲指定型の答練を使ってください。
毎年、受験生の方から「過去問をつぶすために答練を受講するなんて、お金がもったいない」、「過去問潰しは自分でスケジュールを組んで、自分でやる」というお話を聞きます。
（もちろん、自分でスケジュールを立てて、その通りにこなせる人ならば、答練を受講する必要はありません。）
・・・が、本当に「自分でちゃんとスケジュール通りにできるのか？」を、もう一度考えてみて下さい。
本当に自分でできますか？
・・・これまで択一で惨敗続きの人は、「自分の意志の弱さと向き合う」ことから始めて下さい。
これを自覚してからが受験勉強のスタートです。
そうすると、考えられる選択肢の一つとして、「科目別又は範囲指定型答練」が挙がってきます。「自分でスケジュール通り勉強するのは難しい」⇒「予備校（の範囲指定）に勉強スケジュールを決めてもらう」⇒「強制的に勉強をすることになる」ということです。
というわけで、「択一の足切りを突破したことのない人」で、「１月から３月までの間に過去問を最低１周回したい」と考えている人には、ぜひお勧めです。
（「択一の足切りを突破したことのある人」については、ご自身の方法論を繰り返し、ブラッシュアップしていって下さい。）
科目別・範囲指定型の答練について、予習をする際の注意点ですが、必ず「今週の答練では満点を狙うぞ～！」という気持ちで、やり残しのないように過去問の予習をしてください。
仮に、第１周目の答練の成績が良くなければ、「よし！来週の答練の予習として、（その範囲の）過去問を２周回していくぞ！」というように、自分の満足できる点数が取れるようになるまで、どんどん「やるべき負荷を増やす」方向で勉強量（予習量）を修正して行ってください。
また、仮に第２週目の答練の成績も芳しくなければ、「来週の答練の予習には、（その範囲の）過去問を３周回していくぞ！」・・・・
第３周目の成績も芳しくなければ、「４周回していくぞ！」・・・
・・・納得できる点数が取れるようになるまで、勉強量（予習量）を増やして行ってください。
そして、納得できる点数が取れる（答練）回があれば、その答練のために予習した勉強量が「本来やるべきだった勉強量」ということになります。
人によっては、答練の予習のために「１週間に（指定範囲の）過去問を３０回回す」羽目になることもあると思います。そういう人は「自分がこれまで不勉強だったか」を素直に自覚して、睡眠時間を削ってでも、しっかり３０回回してから答練を受講して下さい。
※少なくとも「辰已オープンの科目別・範囲指定編」の択一問題について言えば、「過去問をきちんと勉強していれば、一定程度の点数（合格推定点前後）が取れる」ように作られています。「過去問潰しのペースメーカーとする」という意味において、辰已オープンは自信を持っておすすめできます。
あと、とくに「小玉塾」受講生の方は、「記述式の講座でやることが多すぎて、答練にまで手が回らないよ～」という人がいるかもしれませんね。
そういう人は、場合によっては（例えば、科目別答練の苦手科目の回には）「小玉塾の講座をサボる」という選択肢もアリだと思います（後でビデオブースを見ればいいだけです。）。
とにかく、年明けの勉強は時間の使い方が重要となりますので、「今の自分に足りないものは何か？」「優先的にやらなければならないことは何か？」を常に意識しながら勉強して行ってください。
後悔しない３か月間を過ごして下さい。
以上が１月から３月までの過去問の潰し方です
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