消防団の始式なるものが挙行されました。
まあ、新年の行事ってことですね。
消防総監や区長、消防署長や団長から功労のあった団員などに表彰が行われ、やがて偉い人たちのご挨拶が続くというあれです。
そう言えば、今年は消防総監が出席してくださいました。
普段は代理の方なのに。
昔は、この行事も苦行そのものでしたが、今は室内で行われるので寒くもないし、しかも椅子があるので座って表彰を見たり、訓示を聴いたりするのである意味快適です。
今年の始式を前に分団長から連絡が入りました。
道楽者さんの奥さんが署長表彰を受けることになりました。
式に出席出来ますか？と。
妻は消防団員ではありません。
ではなぜ？
30年間、家族として消防団員であるひとを支えたことに対する感謝状が送られるというのです。
つまり、私の団歴が30年になったということでもあるのです。
30年かあ。
そう言えば、今や結婚をして新しい家族を設けた2人の子供が小さい頃、私が年末の夜警をしていると、その拍子木を聞いて、窓を開け、
「トミー！」
と声をかけてくれたっけ。
お母さんはマミーだから、父ちゃんはトミー。(笑)
消防団。
正直、面倒だなあと思うこともいろいろありましたが、嫌なことばかりでもなかったなあ。
で、その感謝状を受ける妻に、
「表彰式出る？」
と訊くと、
「着物買ってくれる？そういう時は着物でしょ！」
「あのねぇ…」
始式当日、妻の名前だけは読まれましたよ。
30年間ご苦労様でした。
感謝状は、後日伝達されるそうです。