「FくんとNさんと飲みます。
いかがですか?」
Dさんからの嬉しいお誘いです。
実は、その日はちょっとした用事がありましたが、不義理になるようなものでもないので、あっさりそっちをキャンセルして、
「全然大丈夫です。」と。
「Fくんは立川で仕事らしく、その辺りから来るのにいい場所ないですか?」
と訊かれ、すぐに思いついたのは、この前行ってとってもよかった武蔵小金井の『大黒屋』でした。
Dさんも、その案を快諾してくれました。
木曜日、ちょっと早めについて席を予約しようとしましたが満席。
うーん、さすがの人気店です。
武蔵小金井で他に知っている店は、どれもカウンターばかりの店なので4人での会話には向きません。
ならばと、Dさんが何度か行ったという『柳田屋』でとりあえずやりましょうということに。
ここ、チェーンと思しき雰囲気なれど、意外にまあまあの店でした。
昨季まで某チームでFWコーチをしていたNさんと、数年前まで現役プレーヤーだったFくんは初対面。
しかし、ほんのしばらく話しただけで、2人ともラグビーに関して、あるいは酒場に関しての意見に共通することが多く、ふたりも我々と同類であることが分かります。
アラ還のおじさん3人とちょうど30歳くらいの青年の飲みながらの会話は実に楽しい。
しばらく経ったところで大黒屋に電話をしてみると4人席が空いたとのこと。
河岸を目的の店に移しました。
店のキャッチフレーズが痺れます。
「美味しい…」
みんな大黒屋の串焼きなどを喜んでくれました。
話題は、ラグビーから酒場、映画や音楽かと思えば古い喫茶店のことに飛びます。
楽しい。
実に楽しい。
そんな時、Fくんがカウンターの中の店員さんをみてくださいと我々を促します。
「手が空いても、誰も携帯をいじったり、店員同士でだべったりしない。
道楽者さん、名店ですね」
息子と同い年のギョーザ耳の青年がそう言ってくれるのが嬉しい。
まあ、私も2回目の訪問ですけどね。汗
いつもあちこちをウロウロして、いろいろな酒場で、気のいい仲間たちと楽しくやっている私としても、稀に見るほどに愉快な夜でありました。
また、いつかやりましょう!