「第3話 移籍」
初ゴールを奪った俺はその後スタメンで使われるようになった。
前半戦を終え、4得点。
まずまずの成績だ。
しかし、チームは17位と低迷。
クラブランキングも96位。
俺なりにチームを分析すると
「中盤でのボール支配率が低い」
これが一番の敗因だと思う。
後半戦から俺は少し下がった位置で中盤でのボール奪取に積極的に
参加するようにした。
ボールを奪ったらドリブル、パス、ラストパス。
強豪”インテル”(初ゴールの相手)戦では、中盤でボールを奪い、
ゴール前へラストパス。
見方FWが得点し、初アシストを記録した。
中盤でプレーするようになると自分の得点は減る。
結局、後半戦は、2得点、2アシストだった。
それでも今シーズンは、6得点2アシストで得点はチームトップの成績。
プロ1年目シーズンとしてはまずは一安心できる成績だ。
オフシーズンの間、いろいろなチームからのオファーが届いた。
魅力的なチームもあったがまだプロ1年目の俺はレギュラーポジションを獲得しつつある
今のチームに留まることとした。
しかし、シーズンが始まるとベンチスタートだ。
しかも試合に出てもパスがなかなかこない。
なぜだ?
昨シーズンのチームトップの得点力は俺なのに。
怒りと焦りを感じていた。
前半戦を終え、スタメン出場は5試合。
2得点0アシストで終わった。
そんなとき、イングランド・プレミアリーグのニューキャッスルからのオファーが来た。
今までのオファーの中で最もクラブランキングが上位(56位)のチーム
メンバーを見ると、
FW オーウェン、ビドゥカ、スミス、シスコ
世界的なプレーヤーがいる。
移籍すれば出場機会が今まで以上に少ないかもしれない。
俺は決断した。
ニューキャッスルに移籍しよう。
ニューキャッスルのオファーに答えた俺はシエナのメンバーに別れを告げ、
イギリスへ向かった。
シーズン途中の移籍。
プロ2年目での移籍。
初めてづくしだが期待胸を膨らませた。
18歳、大いなる決断だ。
