ピアノを始めて9年半の娘
作曲は1年半、中学2年生。
前回から引き続き、作曲コンクールの演奏審査について。
娘は作曲先生の家で午前中から合わせを行っており、妻と2人で審査が行われるホールの近くでダラダラして、自分と妻は夕方近くにホールに先入りした。
間もなく娘達と合流した。
フルート奏者とも初めてご挨拶できた。娘の言うとおり、フルート奏者のイメージ通り?な、おキレイな方で、韓国の方との事だが日本語も達者だった。
娘とお菓子のやり取りとかしてたから、気さくで優しい方なんだろう。
離れて見ていると仲良くやってるようで何より😊
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作曲コンクールはピアノコンクールと違って参加者が少ない。このコンクールは、以前出た作曲コンクールよりもさらにそれが顕著で、参加者層やジャンルは様々な様だ。
ちびっ子から引退した定年後の方まで。
そんな中、高校生の2人組が来ていて、娘の曲と似た編成だったので注目していた。
制服姿でコロコロの着いたキャリーケースで来ていたので、恐らく遠くから来ているのだろう。話し言葉などから関西方面と思われる。ぜひ彼女達にも頑張って貰いたい🔥
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演奏審査開始。
娘が歌って父がギター弾く、みたいなものもあり微笑ましい。
定年後の男性の、ブルグミュラー程度の難易度の曲を、たどたどしく演奏する姿もあった。
セミプロのジャズ奏者が、記譜したことが無いから応募した、みたいなものもあった。
6人位の編成のものもあるし、なんと言うか出場者たちの動機はバラバラそうだ😅
もはや、結果にはなんの価値もないというか、もらえる講評を咀嚼して自分のものにするしかない。
その講評は、演奏の直後に、なんとその場で大学教授も務める2名の審査員からマイクで言い渡される😅
ちなみに結果発表は後日。
演奏審査は公開で行われるため、他の出場者たちの演奏と講評も聞けるので、ためになって面白い。まあ、取り組んで来た時間もジャンルも全く異なるので、ためになる、と言うよりは、興味深いと言う方が近いかな…😅
さて、高校生女子2人組の登場。
2人とも暗譜での演奏。素晴らしいエネルギー👏🏻
若々しい曲想と演奏をですごく良かった。頑張っているのがすぐに分かる。
後でタイミングが合えば、良かったよ、と声をかけようと思った。
そして、娘登場。
作曲先生を譜めくリストに従えて偉そうだ…😅
蓋が全開だったので、もう少し閉めた方が良いんじゃないかと思って、ちょっとハンドサインを送って見たが、後で聞いたら、何こんな時に手を振ってんだ?と思ったそうだ…😅
演奏開始。やっぱ上手いなあ。もちろんフルートが![]()
娘の曲は捉えどころがないというか、なんとも不思議な曲でイマイチ口ずさむことができない様な、素人の自分には聞きづらい曲だった。
演奏はまあ安定していて、曲のことはよく分からない😅
そして講評。
1人目。
まずは演奏のことから。審査には影響しないけどお若いから言っておきたい。フルートは同じ指使いで1オクターブ上の音階も吹くこと知っているか。要するに繊細なコントロールや多大なエネルギーを必要とする。なので、ピアノはそれに寄り添うような演奏を心がけて欲しい。ピアノは下の方の音は弦が長いから簡単に音が出るけど、フルートはそうじゃない。ピアノも繊細に弾いてほしい。
2人でひとつのフレーズを奏でる箇所が沢山あるが、特にそういう時に気になった。(はい、娘の実力不足です…やっぱ蓋の全開も良くなかったと思う…)
曲は大変に立派で楽器のバランスもよく、転調などにも好感を持った。一方でメロディは大事で、聴きに来てくれた人が何か後で鼻歌で歌えるような、耳に残る事も意識して見てほしい。
2人目。
女性に歳を聞くのは主義じゃないが、歳を聞いても良いですか?
中学2年生です
(思いのほか大きな娘の声にびっくりした…)
まず、その歳でこの演奏とこの作曲は大変素晴らしい。このままどんどんやって欲しい。
1人目の先生はああ仰ったけれど(審査員同士仲も良さそうだ。)、私は細かいテーマや隠れたスケールなど頭に残りましたよ。転調の仕方などは良いと思った。
曲について、今は若いからそれで良いと思ったけど、若いのは聞いたからわかった事。楽譜には何も残らない。
piano(音量の)ならpianoと書きましょう。これだけ何も指示がなければ奏者は不安になるはず。(そう思います。時間切れでアーティキュレーションがおざなりになるのです…)
あなたは派手な曲が好きと感じました。大空を飛ぶ大きな鳥。大昔の着物のような、そんなものが見えました。
ただ、私の趣味ではないです。もっと経験を積んで歳を取れば音は減ります。
だけど、曲の最後で陰が見えて、あなたに可能性を感じました。これからも頑張って。
最後にもうひとつ。
自分の手で紙に書きつけることも続けてください。
停電になったら困っちゃうからね。
…
という事だった。
概ね同意と言うか、自分は1人目の方の感想に近く、やはり記憶に残るメロディみたいなものがほしいと思った。
作曲に関する評価の事はよく分からないけど、このまま続けてほしいと思った。
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さて、タイトルの足で稼ぐ事について。
意味がだいぶ異なるが感心した事があった。
演奏を終えて外に出ると、声をかけようと思った高校生たちが、帰り支度を整えながらも事務員の人と話している。
そして、審査員が出てくるや突撃。
審査員も足を止め丁寧に応じていた。
しばらく譜面を広げあれやこれやアドバイスをもらっているようで、その後、連絡先もやり取りしていた。
なるほど、こうやってチャンスやきっかけを掴むんだな、と思った。
話しを終えると高校生たちは足早にと言うか、走るようにホールを出ていった。
頑張れ🔥
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ホールを出るとすっかり夜🌃
コンクール後に、様変わりした景色を見るのが好きだ。行きとは確かに違う景色が見えている。
娘は、と言えば、審査員への突撃が叶わず、作曲先生には、審査員の○○先生をご紹介する事も可能ですよ、なんて言われたが、それでは意味が無いんだよなあ…
親はそんな事を思っていたが、娘はそんな事よりフルート奏者との会話に夢中な様だ![]()
後日、韓国語の本を買った事は言うまでもない…。
中学生だがらまだ良いのだけど、あの高校生のどちらかは恐らく作曲者で、東京の音大に進学したい、作曲を極めたいとの思いで、審査員の教授のアドバイスが欲しかったものと思われ、見事に本気の作曲、演奏、行動でそれを掴み取ったのだろう。
行動でここまで差がつく。
