ピアノを始めて5年の娘ニコニコ小学4年生。


プールに行ったり田舎に帰省したりしながら過ごす普通の夏休み🌻

ピティナ地区本戦を終えて、次なる🎹イベントは夏休み終盤に行われる記念コンサートへの出演。


このコンサートは、昨年出場した地域のコンクールの、各部門の最上位者が出場できるものだ。

以前、JPTAピアノオーディションでも記念コンサートに声をかけていただいた事があるが、有料と知って辞退してしまった…

そこまでワンセットなのかなあ、とか色々考えてしまったので、それ以来、参加もしなくなってしまった💦

今回のコンサートは誰かを招待するためのチケットは購入する必要があったが、そもそも入場料が安価なため良心的と言うか、さすが歴史あるコンクール(ピティナより古い。)だなあ、と思った。


コンクール本選への出場にはそれほど気は使わず、普段の練習を優先するが、この様な立場で出演するコンサートとなると話しは変わる。

ピアノの実力向上よりも信頼の方が大事なので、コンサートで、コンクール入賞者としての務めをしっかり果たす所存だ🔥コンクールの名に泥を塗る訳にはいかない。



コンサートには例年たくさんの人が来ると言う事だったので、選曲はある程度メジャーなものにした方が良いと思い、華やかで少し背伸びしたものにした。

先生もすぐにOKをくれた。


夏休みからレッスンを開始して、弾けて来た頃に先生からの提案が。

「一度、この曲で○○さんのレッスンを受けて見ませんか?」

とうとうこの時が来たか、と内心思った。

今の教室に通う理由の一つでもあった○○さんの存在。

その方は現在は、音大を卒業し、先生の元で指導のためのレッスン受けている方で、娘も時間が前後して仲良くなり、ちゃん付けで呼びあったり😅している感じだ。

ツェルニー30番の2周目が終わる頃に、レッスンを引き継ぎましょうか、と話してはいたのだが、まずはお試しでコンサートの曲を磨き上げましょうという事で。


次回レッスンを○○さん(お姉さん先生とします。)のレッスンにしましょうという事になった。

運命の出会い……

ひと夏の思い出になりませんように……。


迎えた、次のレッスン。

娘の演奏は聴いてもらったことはあるけど、見てもらうのは始めて。

娘はいきなり、ちゃん付けのタメ口でリラックスモード全開🤣

お姉さん先生も、男前な豪快な感じの先生で、○○ちゃん、よく喋るねー、あっはっはー!みたいな感じ。

なんか相性は良さそうだ。


いざ、演奏の時(; ・`д・´)ゴクリンコ

いいねいいねえ、なんて先生の指導のためのレッスンのおかげか、褒め言葉から入るものの、すぐに指導が入る。


そして、こんな感じ、と弾いてくれた時、自分はもう雷に打たれた‼️

こうまで違うのかと。

最高峰の音大の、院まで出たばかりの、現役バリバリと言って良いピアニストの出す音は、全くの別物だった。

初見(じゃないかもしれないけど)のチャラ弾きからしてもう違う。娘が2ヶ月練習したって、こうはならない。


ちょっと話がそれるが、自分は体育会出身だ。

卓球なら、カットしたボールをスマッシュで返された時の気持ちがわかるだろうか?

ラグビーなら外人とボールを取り合う瞬間に感じる圧倒的な手足の長さの違い。パスやキックの精度だけではどうにもならない基礎体力の差。

腕相撲も柔道も組んだ瞬間に悟る瞬間がある。


意味不明かもしれないが、自分の中ではそう言う事で、妙に納得した。

小手先の技術を軽く超越する、圧倒的な基本的な能力差。

お姉さん先生のチャラ弾きを聴いてもう絶望的に打ちのめされた。

勝てないと。

まあ、そりゃ当たり前だから、コツコツ続けていくしかないんだが。

しかし、これは、本当に長い事かけて取り組んでいかないとならないな💦まずは身体が成長するまではひたすら基礎練習だなあ、と改めて感じた。


レッスンの方は、子どもを教えるのが初めてとはとても思えない感じで何も迷うことなく、もっとこうしてとバンバン楽譜に赤が入る。

娘も言われたところからすぐに弾けるし、ここは何調?何度?とか聞かれても、何調、何度の第何展開とか答えているし、やり易いのはあるかもしれない。

これは、一刻もはやくツェルニー30番終えて、オクターブ届く手で、お姉さん先生に教えを乞いたいなあ、と心底思った。


ひと夏の思い出でなく、運命の出会いとなりますように。