2日目:ザグレブ観光

クロアチア旅行2日目は、午後にスプリットに向けて出発するまでの時間、ザグレブ観光を楽しみました。ザグレブは、首都でありながらも小規模な街なので、主要観光地は徒歩で周ることが出来ます。晴天には恵まれましたが、とにかく暑かった…。40℃超えが頻発した今夏のヨーロッパ、なかなか過酷でした。

 

①イェラチッチ総督広場

ザグレブの中心にある広場。中央にはオーストリア帝国時代の軍人・政治家であり、国民的英雄とされているイェラチッチ総督の騎馬像がそびえています。4~9月の週末には、衛兵交代式が行われ、伝統的な制服に身を包んだ衛兵のパレードを見ることが出来ます。建物の雰囲気がブルノ中心部にそっくりでびっくり。まあ、よく考えてみれば、元ハプスブルク支配下で、文化圏的には同じですからね。

 

②ドラツ市場

ザグレブ市民の台所。生鮮食品や工芸品が所狭しと並んでいて、露店の間を歩いているだけで地元民の気分を味わえます。フルーツ等を買って帰って、ホテルの部屋で食べるのもありかも。

③聖母被昇天大聖堂

ザグレブのシンボルでもある美しい大聖堂。元々は13~18世紀に建設されましたが、現在の姿は19世紀の大震災後に修復されたもの。大聖堂前の広場には、震災の際に倒壊した尖塔と地震発生時に止まった時計が展示されています。地震大国の日本、さらに阪神淡路大震災の被災地でもある神戸出身の僕には、けっこう響くものがありました。ヨーロッパの大部分は地震がないので、ここ半年被災の心配もなく暮らしていましたが、久々に震災を身近に感じました。

④石の門

元々、中世の自由都市グラテツの出入り口の1つだった場所で、内部にはマリア像を納めた小さな礼拝堂が造られています。この礼拝堂、本当に小規模ですが、とても美しく荘厳な雰囲気です。通りかかった地元の人たちが熱心にお祈りを捧げていて、ザグレブ市民の心の拠り所なのだと実感しました。

⑤聖マルコ教会

屋根のモザイク装飾が可愛らしい教会。タイルを利用して、クロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方とザグレブ市の紋章が描かれています。内部は原則非公開のため、外観のみですが、それでも人気のスポットです。

⑥ロトゥルシュチャク塔

13世紀に建てられた見張り塔で、塔の前のテラスからはザグレブの景色を一望出来ます。毎日正午には大砲が打ち鳴らされるのですが、その音の凄まじいこと。かなりの爆音なので、街中から悲鳴が聞こえます。(笑)

⑦クロアチア国立劇場

19世紀にウィーン出身の建築家によって建てられた豪華な歌劇場。内部見学は、基本団体受付のみらしいので、今回は断念。夏にヨーロッパ旅行をすると、劇場がシーズンオフなのが辛いところ。ただ、ウェブサイトを見る限り、演出のセンスが独特すぎて理解不能でした。(笑)クロアチアのオペラやバレエって聞いたこともないし。

⑧ブレク専門店 「オブルト・ブレク」

ランチには、ユーゴスラビアのソウルフードでもあるB級グルメ、ブレクをいただきました。地元民に大人気の専門店が、ドラツ市場の階段途中にあります。生地に肉やチーズ等の具材を詰めて焼いた餃子のような食べ物で、ボリューミーながらそこまでくどくなく、日本人好みの味だと思います。大阪で有名な1口餃子に似ているなと思いました。(笑) 1人前で15クーナ(約230円)と激安です。

⑨大人気のケーキ・アイスクリーム店 「ヴィンツェック」

40年以上の歴史をもつザグレブっ子に大人気のケーキ・アイスクリーム専門店。店内はいつも大混雑です。入り口すぐの所がテイクアウト用の売り場で、座って食べたい場合は、店内奥のショーケースで注文します。猛暑で参っていたので、アイスクリームをチョイス。2種類のフレーバーを選んで18クーナ(約290円)でした。

約半日のザグレブ観光を満喫後、バスに乗り込んでスプリットに向かいました。チケットにバス停番号が記載されているので、その番号のプラットホームに下りて待ちましょう。バスは比較的時間厳守で発車していたので、余裕をもってバス停に到着しておくことをおすすめします。

 

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