めっちゃ今更ですが、せっかくなので7月のクロアチア旅行に関する情報をまとめておこうと思います。ドブロブニクの街並みをテレビや雑誌で見て以来、長年僕の行きたい国リストにランクインしていたクロアチア。夏休みのイタリア行きが決定した際、「隣国クロアチアも続けて行けるんじゃない?」というノリで旅程を立てました。

ただ、1つ問題だったのは、クロアチアの南北に長い国土。主要都市である首都ザグレブとドブロブニクはそれぞれ北端と南端に位置しているため、移動距離が長い!更に、通常日本発着のツアーでは、ザグレブとドブロブニクのどちらかに到着して、そこを起点に南下または北上して帰国、というパターンをとることが多いのですが、僕の場合、そのまま続けてイタリアに行こうと思っていたので、見事に2都市間を一往復する羽目になりました。そのため、若干時間がかかるルートになってしまいましたが、メインの2都市は押さえられたので満足です。

 

1日目:ブルノ~ザグレブ

まずはブルノから首都ザグレブを目指します。ウィーンまでStudent Agencyのバスで移動し、ウィーンからザグレブ行きのFlixbusを利用しました。チケットは事前にウェブサイトで予約済み。予約完了後に送られてくるEチケットをプリントアウトするように、ということでしたが、スマホの画面でメールを表示しても問題ないようです。ウィーンのErdbergにあるバスターミナルには、ウィーン中央駅からSバーンと地下鉄を利用してアクセスできます。Wien MitteまでSバーンを利用して、そこから地下鉄に乗り換えるのが一番早いルートだと思います。バスターミナルは、高架下にあり、周りに飲食店やお店がなかったので、食料や飲み物は予め購入しておくことをおすすめします。待合室があり、バスの運行状況やバス停を確認できるモニターがあるので、ギリギリまで室内で待つことが出来ます。

 

ウィーンからザグレブまでは約5時間のバスの旅。クロアチアはシェンゲン協定に加盟していないため、EUでは珍しい国境審査があります。まずはスロベニアとの国境でバスを降ろされ、出国審査。その後、歩いてクロアチア側に移動して入国審査があります。ほとんど何も質問されず、ただパスポートにスタンプを押されるだけでしたが、歩いて国境を越えるという日本では絶対に出来ない経験が出来ました。検閲所を隔てて一方にはスロベニア国旗、もう一方にはクロアチア国旗がなびいていて、正に「ザ・国境」という感じ。パスポートをスーツケースに入れっぱなしだと、余計な時間がかかって、同乗者にも迷惑なので、国境を越える便に乗る際には、必ずすぐに取り出せるよう携帯しておきましょう。

クロアチア入国後も順調に進み、定刻の19時ぴったりにザグレブに到着。ヨーロッパの長距離バスは遅れるのが当たり前だと思っていたので、これは嬉しい想定外でした。

そこで、明日のザグレブ~スプリット間の切符を購入しておくことにしました。切符売り場は、バスターミナルビルの2階にあります。バスが到着するのは1階なので、一度通りに出て、正面入り口の階段を上ると分かりやすいです。窓口の数は予想より多かったですが、向かって右側の数か所でのみカード決済が可能で、あとは現金のみ受付とのこと。各窓口に可能な決済方法が表示されているので、それを確認して並ぶといいでしょう。日付とルート、おおよその出発時間を伝えると、係員が適切な便を提案してくれます。僕は、念のため、付箋に購入希望内容を書いて見せるようにしていました。

主要路線(ザグレブ~スプリット、スプリット~ドブロブニク等)はわりと頻繁に便があるので、全て満席ということは滅多にないとは思いますが、前日までに購入しておくのが確実です。最近は日本からのネット予約も可能ですが、個人的にはそこまでしなくても大丈夫だと思います。僕は、ウェブサイトで時刻表を調べて、旅程を立てる際の参考にし、購入は現地窓口で前日までに行っていました。

ザグレブ・バスターミナルのウェブサイト(ザグレブ発着便の検索・予約)

https://www.akz.hr/en

Get by Bus Croatia (クロアチア全土の便の検索・予約)

https://getbybus.com/en/

 

切符購入後は、徒歩で中央駅近くのホテルへ。線路沿いを歩くのですが、「ここが首都?」というくらいのなんとも言えない廃れ具合や、カフェでくつろいでる地元民の異様な雰囲気を感じて、正直少し怖かったです。同じ旧社会主義圏でも、チェコと旧ユーゴスラビアでは全く街並みが違い、チェコでは感じなかった恐怖心をもちました。日本のメディアでは美しいリゾート地の景色しか取り上げられないので、自分が抱いていたイメージとのギャップが激しかったです。正に「百聞は一見に如かず」でした。クロアチア、いいところなんですけどね。

 

気を取り直して夕食は旧市街にある人気のレストラン「スターリ・フィアケル」へ。クロアチアの伝統料理をいただきました。かなりボリューム満点。

帰り道、ちょうどトミスラフ王広場で「ザグレブ・クラシック」という野外コンサートイベントが行われていて、オーケストラの演奏を1曲だけ聴いてきました。夏は野外コンサートって考えるところはどこの国でも同じ。(笑)

この後、ヴェローナで合流予定の友人に「さっきザグレブ着いた~」とLINEを送ったら、「私も今ザグレブ」という返事が返ってきてびっくり。宿泊先が離れていたので顔を見ることは出来ませんでしたが、本当に全くの偶然で驚きました。さらに同期が計4人も同じ日にザグレブにいたことが判明し、「世界は狭いんだね~」と感心してしまいました。

 

長くなったので、続きはまた今度。

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