大学の中間テストに追われて、しばらくブログほったらかしていました。中欧史のテスト範囲がまさかのスライド350枚分、しかもその1枚1枚が細かい文字で埋め尽くされているという、恐怖のようなテストを経験してきました。(当然の如く、問題はすべて論述。こちらの大学でマークシートなんていう甘っちょろいテスト形式に出会ったことはない。)さらにもう1科目もテストがあり(エッセイ提出もあったが、それは期限2週間前に書き終えていたので問題なし)、それらが終わったのが先週の木曜日。そこからテスト前数日間放置していた普段の課題をこなしたところ、案外はかどったため、調子に乗って、普段よりギアを上げたのですが、これがよくなかったようで…日曜日、見事にダウンしました。体がだるすぎて、何もやる気が起こらず(それでもエッセイは1本書いた。)、オペラに行こうと思っていたけれど、これも放棄。演目はヴェルディの「ドン・カルロス」だったのですが、あらすじを読んだだけで頭痛がしてきて、これは無理やり観に行っても、途中で寝てしまうか、はたまた気分が悪くなるかの2択だということが目に見えたので、家で休みました。(決して、「ドン・カルロス」が演目として悪いというわけではないのですが、3時間半という長丁場に加えて、宗教対立等のテーマまで絡まれると、この日の体調では無理でした。ヴェルディ大先生を批判しているわけではありません。)おかげさまで、今はそれなりに回復しました。というわけで、久々の更新。

 

しばらく劇場通いの予定がなく、舞台鑑賞日記も書けないので、久しぶりにチェコでの生活について書いてみようと思います。今回はチェコのスーパーでの買い物について!

 

チェコの大手スーパーチェーンでよく見かけるのはAlbertとTESCOの2軒です。(プラハにはもっとあるかもしれないけど、ブルノだとこの2つがシェアの大部分を占めているかと。)Billaというオーストリアに本拠地があるスーパーもこの前見かけました。あとは、個人営業の商店があるくらいかな。特にAlbertは、街のいたるところにあるので、利用機会が多いです。TESCOの方が微妙に安いらしいですが、僕は最初に利用したのがAlbertだったこともあり、以後ずっと利用しています。チェコのスーパーは、日本とちょっと違うところがあり、個人的にはけっこう面白いので、紹介しますね。普段の買い物時に、若干びくびくしながら、写真を撮りまくりました。

 

まずは、買い物かご!Albertのかごは、キャリーバッグのように床に置いて引っ張ることができるようになっています。日本だと、かごをカートに載せるのが一般的ですが、こちらはかごを引きずる形式です。最初、食品が入ったかごを床に置くことに抵抗があったのですが、今では慣れました。(笑) ただ、やや移動しずらいのと、周りの人にぶつかりそうになったりするのが難点。スーパーによっては、デポジットを払うところがあるそうですが、ブルノのAlbertにそのシステムはないので、日本と同じように入り口でかごをとって大丈夫です。

お次は生鮮食品コーナー。何が違うってパック詰めされた野菜がほとんどありません!自分でとりたいだけとって、ビニールに入れる仕組みです。あと、野菜の大きさが本当にバラバラです。これはけっこう困りますね。自分が欲しい大きさのものを見つけるまで、ひたすら野菜の山を発掘しています。ニンジンが日本ではおそらく規格外レベルで細かったり(ピーターラビットがかじっているやつを更にミニサイズにした感じ。たまにぐにゃぐにゃに曲がっていることも)、玉ねぎが超ミニサイズだったりするので、使い勝手は日本とかなり違いますね。

そしてチェコといえば、やはり肉の文化です!肉売り場の広さが半端ではありません。加工品も含めると、とにかく肉、肉、肉!しかもボリュームがやたら大きくて、使えるサイズのものを探すのに苦労します。全体的に価格が安いのはかなり助かります。

一方、魚売り場はこれだけ。日本人には悲しいことに、チェコは内陸国なので、魚はほとんどありません。種類も少なく(サーモンとタラとかしかない)、その割に値段が高いです。地元の子に聞いても、あんまりおいしくないらしいので、魚はあまり食べないです。セールになった時に食べるくらいかな。

こちらはパン売り場。焼き立てパンが常に補充されているので、パン好きには嬉しいコーナーです。値段は安いもので1個10円、高いものでも100円未満で買うことができます。このように生活必需品が安いのは、ありがたいなと感じています。

あとは、農業国だからか乳製品が非常に充実しています。日本のバター不足とそれに伴う値上がりとは真逆に、種類が豊富です。用途やブランドが違うみたいなのですが、色々ありすぎて、もはや何が何だか分かりません。結局、定番ぽいのしか買わないですね。

お会計は、IKEAの形式に似ていると思います。ベルトコンベアに商品を並べて、前後の人の商品と区別するために仕切りを置きます。店員さんは、バーコードを読み取ったら、商品をポンポン投げてくるので、買い物袋を広げて待機しておくのがコツです。これに手間取ると、後ろの人に迷惑がかかります。あとは、重いものから順番に並べておくと、入れるときに楽かも。あ、レジ袋は有料なので、エコバックを持っていく方がお得です。

 

最近は、もうすぐイースターということで、関連商品のコーナーが設けられています。チョコレートやデコレーション、さらにイースターエッグをペイントする用の染料(?)のようなものも売っています。(最初、染料が何なのかよく分からなかったのですが、2回目にイースターエッグ用ではないかという結論に至りました。)

 

最近は、すっかり春めいて、20℃を超える日も増えてきて、気分も上がっています。日本人には嬉しいことに3月中旬位から桜も咲いています。キャンパス内の桜が満開になった時の様子はこちら。桜を見てテンションが上がるのは、やはり日本人です。

ではでは今日はこの辺で!

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