お久しぶりです。授業の予習や復習でバタバタしていたら、ブログを更新する時間がありませんでした。海外の大学って、毎回の授業で最低本や論文の1章分のリーディングが出て、それを基にエッセイを提出したりしないといけないので、平日は翌日のリーディング課題に追われがちです…。さらに、日本人である僕は、ヨーロッパの学生に比べて、西洋史や文化に関する背景知識が不足しているため、周りの学生よりも復習に時間をかけないといけないんです…。世界史は高校でとっていたのですが、そこまで詳細に習っていたわけではないのと、記憶のかなたに葬られたものも多いので(←おい)、授業中とったノートやスライドを見ながら、ブリタニカ等でリサーチをし、注釈として書き込むという作業をこなしています。けっこう楽しいんですけどね。ただ、キリスト教関連のことになると頭の中が?でいっぱいになります。

 

そんな授業の合間に楽しんでいるのが、カフェ巡り!ブルノは、オーストリア・ハンガリー帝国の一部だった歴史等が関連しているのか、ウィーンのようにカフェ文化が発達していて、街中にはいたるところにカフェがあります。レストランの数よりもカフェの方が多いような気がするくらいです。カフェといっても、日本のようにコーヒーとスイーツだけでなく、食事メニューやアルコール類(皆さん、昼間からしっかり飲んでいます)も充実しています。また、大抵のカフェが深夜近くまで営業しているので、夜中に他のお店が閉まっていても、カフェで過ごすことが可能。地元の方は、自分のお気に入りのカフェをもっているようで、店員さんとも長年の付き合いといった印象の人が多いですね。

 

そんなブルノで、僕もお気に入りのカフェを見つけました!「Cafe Podnebi」というシュピルブルグ城のふもとにあるカフェです。地元の学生に教えてもらいました。場所はこちら。

場所も、大学のメインの建物に近いので、授業の合間に行くのにもアクセスは抜群です。そして、このカフェ、土日も休まず営業しているのでとっても助かります。というのも、チェコでは特に日曜日、ほぼすべてのレストランやお店が閉まってしまうんですよね。もちろん定休日があるのは当たり前なのですが(逆にないと、労働環境が心配になる)、困るのはほぼ全てのお店が共通で日曜日に閉まってしまうこと。まあ、日曜日は家にいろってことですかね、安息日ですし。そんな中、こちらのカフェは日曜日も休まずオープンしているので、日曜日に出かけた時の休憩場所としてぴったり。

店内はどこかモダンでアーティスティックながら、落ち着いた雰囲気。画像はホームページからお借りしました。口コミの評価も非常に高く、いつも地元の人で賑わっています。

「cafe podnebi」の画像検索結果

朝食や軽食、コーヒー、紅茶、アルコール等豊富な品ぞろえの中、僕のお気に入りはパラチンキ(チェコ版のクレープ)!

中には、チョコレートソースとバナナ、そしてたっぷりのクリームとアイスクリーム(ちなみにチェコ語ではズムルズリナと言います。もはや何か分からないけれど、強烈過ぎて逆に覚えやすい。)が添えられています。日本のクレープがけっこうおしゃれな雰囲気で凝りすぎ感も否めないのに対し、こちらは素朴で手作り感があるのですが、僕はこちらの方が好きです。できたてのほんのり温かいクレープと紅茶をいただく午後のひと時は最高に幸せです。

周りのお客さんも、おしゃべりを楽しんだり、学校のグループワークをしたり、本を読んだりと本当に思い思いの過ごし方をしています。この中にいると、時間がゆったりと過ぎて、ゆとりのある人生を送れている気がして、僕は好きですね。なんだか、日本はたしかに便利なのかもしれませんが、どうも社会全体がせかせかしていて、いつも何かに追われているようなせわしない時間の使い方になっている気がします。それに比べて、チェコでは便利さは劣るかもしれませんが、人生にゆとりがあり、結果として国民の幸福度も高いのではないかと感じました。実際、国連が毎年発表している「世界幸福度ランキング」(2018年版)によれば、チェコは156か国中21位にランクインしており、対する日本は54位です。人々の幸福度は一概にランキングで表せるものではありませんが、やはり日本人の幸福度って低いと思うんですよね…。常に真面目に働くけれども、口を開いたら出てくるのは今の現状に対する不平不満だったりすることが多い気がします。とりあえず働いて所得は得ているけれども、「人生を楽しんでいますか?」と聞かれたときに「はい」と言える人がどれだけいるのでしょうか。それに比べれば、チェコは所得こそ低いですが(その分物価も安い)、人々は余裕のある人生を送れているような印象を受けました。なんか、みんな活き活きとしているように見えるんですよね。(ラテン系ではなく、スラブ系の国ですが。)

 

僕も、チェコに来てから「毎日を生きている」という感覚を得ることができ、心にゆとりのある生活ができている気がします。大学の課題に追われるときもありますが、日本にいるときとは、考え方や物事の捉え方も変わって、せかせかと追い立てられるような気持ちにはなりません。

趣味の舞台鑑賞も今月もしっかり(?)行う予定。課題の締切日があるにも関わらず、バレエ2公演、オペラ1公演はすでにチケットをとりました(合計で5000円未満!)。逆に舞台鑑賞予定があった方が、宿題を早めに終わらせるモチベーションになり、効率もはかどるのではないかと楽観的な気持ちになっています。

 

なんだかまとまりがなくなってしまいましたが、今日はこの辺で!

 

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