先日、中受親仲間とLINEをしていて、思ったことがあるので書き留めておきます。
私立中って、色々なカラーがありますよね。
学力(≒実力)が上がる
その後の人生で強みとなるような力をつけて開花させる
面倒見が良い
一人ひとりの個性を見て生徒に自分だけの魅力を気付かせる
大学受験に強い
大学受験で志望校に合格出来る力や成績・経歴を身に付けさせる
どれも良い印象です。
しかし、こういったメリットには、当然裏側になるようなデメリットもあるはず。
今回は、話がややこしくなるのでデメリットについては省きます
ですから、「我が子にとってデメリットを上回るメリットが多い学校」を、親は一生懸命選ぶわけです。
そして、デメリット部分のカバーは本人に任せるか、通塾するか、課外活動するか、家庭でなんとかするか・・・
色々ですよね。
私は男子校には全く詳しくなく、だからこそ世間のイメージに近い感想が出ると思うのですが・・・
キラキラ3つ揃っている学校!といえば、神奈川の聖光が浮かびます。
学力(≒実力)が上がる
なら、麻布かな?
面倒見が良い
だと、芝とか。
大学受験に強い
は、どこなのだろう・・・桐光とか?
男子は、あまり下剋上はないのかしら。
よく分からずすみません
ちなみに、大1長女の私立中は、
面倒見が良い
学校でした。
学力(≒実力)が上がる
も、そこそこ良い線いっていたと思います。
特に英語ですね。
しかし、大学受験サポートは・・・
うん、本質的なところはしっかりしていました。
何のために大学に行くのか?等のマインドセットをしてくれるなど
しかし、戦略的な部分については、はっきり言って全然ダメでした
長女に関しては、偶然、本人の希望で東進に通い始め、東進の戦略がフィットしたので大学受験がうまく行った感じです。
この「うまく行った」も曲者ですよね。
何をして「うまく行った」なのか
これも、実は家庭や個人によって感覚が違うのだろうなと感じています。
私は、そしておそらく長女もそうなのですが、
実力で合格出来る中で最も学力が高い大学に合格する
ことが「うまく行った」です。
実際、長女は共通テスト本番で、過去の共通テスト模試結果と比べてもベストな結果を出しています。
ただし、トータルで。
科目別に見れば、それぞれもう少し高い点数を取ったことがありベストではない、でも全科目そこそこ良い点数が揃ったからトータルではベスト、という感じ
第一志望の模試判定も、高3でもほとんどE。
数回DかCを取ったことがあるくらいで、共通テスト結果から推測した判定もCかDのどちらかでした(忘れました)。
それでも、夏が終わる頃に東進から、もうワンランク高い大学の受験を進められたこともあります。
しかしこの時、長女はきっぱりとお断りしました。
その時点でE判定しか出ないような大学で、行ったこともなく興味を持ったことがない大学を受けるつもりはない、ということだったのだと思います。
私もすぐにその長女の判断を了承しました
このような状態から第一志望に合格をもらったのが、我が家が思う「うまく行った」受験です。
ただ、これを読んで、違和感のある方もたくさんいると思うのですよね。
え?よくCかDの判定しか出ていないのに、特攻させたね
私なら絶対にAかBのところを受けさせる
という親御さんもいれば、
なんでせっかく十分チャンスがあると塾に言われたのに、もっと高ランクの大学を受けさせなかったの?
判定なんて関係ないのに・・・もったいない
という親御さんもいると思います。
おそらく、さんは学力(≒実力)が上がる中高が合っているように思いますし、
さんは大学受験に強い中高が合っているように思います。
また、面倒見が良いは、面倒見の良さに色々なパターンがあると思うのですが、大学受験に限定した面倒見の良さならさんにぴったりですね。
我が家は、おそらくこの意味では、さんとさんの間、中庸なのだと思います。
バランス感覚は悪くなく、ゆえに塾からするととても良い生徒&家庭だったと思われます。
長女は合格報告会に呼ばれてしゃべっていましたし、その際も塾長は「お母様」をべた褒めだったそうです
直接お話したときもめっちゃ褒められましたよ〜!
これは、私と夫の生き方にも通じるもの、そしてその背中を見てきた長女にも、自然に伝わった「何か」からくるものだと思います。
その「何か」とは、
ここぞというときには死にものぐるいで、あらゆる手を使って勝負する
ということ、
一点突破で「背伸びすれば何とかついていける場」にたどり着く
たどり着いてしまえば、いつかそこにいるのが当たり前になる
そうしたら、次のステップを目指す
という形で、戦略的に目指す場所にじわじわと近づいて行く生き方なのだと思います。
そう、総じて我が家の面々はタフなのですよね。
したたかで、戦略的。
長女は、念願のおしゃれ大学に入学し、
「やっぱり、みんな可愛い」
と言っています。
そして、
「私は、ここでは可愛いさだけでは生き残れない
だから、勉強もして、おしゃれもして、性格も良くすることにした」
と言っております
私も、基本的にそういう考え方で生きてきたので、親子だなぁ〜と思います
学校に何を求めるのか。
自分はどういう親で、我が子はどういう子なのか。
色々と考えて突き詰めるのって、面白いです。
そして、その際、受験のときの行動や意思決定はその人の本質をえぐり出すので、とても参考になるのですよね。
だから、受験ブログは面白いんだよね・・・
などと、改めて感じました。