2023/2/18 () 晴れ   メンバー:L内海、清水、竹尾

 

掛川:(6:30)=水窪=所能:田楽の里P(8:008:15)-観音山登山口(8:25)-稜線:所能登山口分岐点(11:30)-ヘリポート―観音山(11:45)-ヘリポート-稜線:所能登山口分岐点(11:55)-観音山登山口(13:50)-田楽の里P(13:5514:05)=水窪=掛川(15:55)

 

 

静岡新聞の「山ある記」コラムへの投稿依頼に基づき、調査山行として観音山に登る。

掛川:桜木ホールに集合して一路、水窪を目指す。早くも6~7台の車が駐車している竜頭山平和登山口を横目で見て順調に水窪の街へ。更にR153をそのまま進み、所能の「田楽の里」に車を駐車させて頂く。

 

登山口はここからR153200m位進むと、左手に登山口入口の看板が金網に取り付けられていた。道路より階段を登ると正面には山神様が祀られている。今日一日の安全登山を祈願してパチパチして、左に進むと赤テープを目印にスギ林への中へと登り始めた。

 

 

 

ジグザグ登り、そしてスギ植林帯の中を、小尾根を捜すかのように道が付けられている。単調な登りは特筆することは無いが、杣道は実に上手く弱点を選んで付けられている。

 

…と言っても、左手の観音沢にはミチバツツジがピンクに山肌を染め、木間からは時おり芽吹きの山が見える。こんな登り2ピッチ、小尾根道がトダラバース状に変わると稜線は近い。熊の捕獲檻が出て来ると、その先で稜線上へと出た。途端に冷たい北風で、慌てて衣服をまとった。

 

 

 

 

 

観音山へはモミ・ツガの大木が繁る明るい稜線を左に取る。稜線上の所能登山口分岐点からは15分、広場が現れるとコンクリートにH文字が書かれたヘリポートだった。だいぶくたびれ荒れた小屋や簡易トイレを横に見て、その先が明るく開けると、ここが観音山の山頂。木札の山頂表示板が3枚ぶら下がっていた。三等三角点、そして何とも無粋なコンクリートの建物基礎だけが残っている。 春霞に加え、立木が邪魔をしてあまり展望は利かない。

冷たい風に早々に山頂を後にすると所能登山口分岐点から降り、風の無い所で昼食とした。下山はひたすら下り、2時間で登山口はと降り立った。

 

 

 

 

後記2点 

その一:家に帰り風呂に入るとダニ一匹が脇腹に食い付いていた。この山は入口に「ヒル、そしてマムシに注意」と書かれた板が、ヒルにも要注意!

 

その二:スギ林の中の単調な、そして急登り。山頂直下の荒れて放置された小屋とトイレ、山頂のコンクリー基礎残骸、どれを取ってもパッとしない。この山には申し訳ないが、静岡新聞の「山ある記」コラムへの掲載は諦めた。(記:内海廣治)