あけましたね。
今年は海の上の牡蠣の養殖場で年を越しました。
人がいない代わりに、ペンギンが泳いできて、イルカの家族がきました。
海の上の養殖場は街から結構離れており、1人だと連絡が途絶えたら大変なので、基本2人はいなければいけません。(陸は近くにあるけど無人島)
その2人の内の1人が怪我をしたので、急遽相方が渡ることに。で、私も同行。
大晦日は他の鮭の養殖場の叔父さん達もボートで遊びに来て、6人だけで飲み始めました。
地上から離れたここでは、どれだけ大きな音をだして音楽を鳴らしても
わめきちらしたって誰も何もいいません。
なんせここの命綱は一カ所だけ通じるWIFIと、本部に繋がる無線のみなんですから。
鮭の養殖場の人達は、7日海の上の小屋(結構ホテル並みになんでも揃ってる)で過ごし、7日家に帰る生活です。
「当然おれたちゃ独身さ。あーあ」と酒を飲みながら葉っぱを吸います。
私はここで食事係です。
おせちはないけれど、昨日は海鮭を3人で13匹つり、包丁研ぎも上手くなりました。
揺れる小屋の上で、「羊を巡る冒険」を読んで時間は過ぎます。
人生は何があるかわからないけれど、
今出来ることを一生懸命やり、沢山考え、色々な人の人生を見、これからを考えたいと思っています。
1つここでわかったのは、ここはちっとも寂しくない。なぜか。
しかし1つの問題は、漁師が早死にする理由がよりわかったこと。
仕事が終わると、酒を飲むか葉っぱを吸うかしかない。
それも延々と。。。。
これは早死にするわ。。。。。
私の知ってる皆にとって
2017がよい年になるよう、とりあえず願う今日このごろ。