更新履歴:
20210505 作者様がベクターで最新バージョンを公開されたのでベクターURLを追記
20210415 フォルダマウントに関しての注意事項を加筆。一部の文言を修正
紹介するソフトウェア
作者: stackprobe
ソフトウェア名称: AccessLamp_D
ダウンロード先URL:
ベクター
作者様アプリ置場
AccessLamp_D (Version 20210406)
当方のデータサーバ機にはアクセスランプがひとつしか無く、
別室に設置していることもあって Team Viewer を使用して
ラップトップPC上で運用しています。
しかしながらデータサーバ機HDDのアクセス状況を直接確認出来ない事もあり
HDDの数も多いことから何らかの障害が発生した場合は
どのHDDで障害が発生したのか瞬時に判断出来ません。
HDDはドライブレターに割り当てて居らずフォルダにマウンドしているので
尚更、故障排除をし辛い状況にあります。
そこで画面上でアクセス状況を確認出来るソフトウェアを探しましたが
フォルダマウントに対応しているソフトウェアは見つかりませんでした。
海外のソフトウェア作者様に要望を出そうかと思いましたが
過去の経験上、要望が反映されることは少なく、また無視される場合もありました。
そんな中で見つけたのがこのソフトウェア
AccessLamp
http://stackprobe.ccsp.mydns.jp:58946/AccessLamp/
日本人作者様が製作されたものですが、
タスクトレイ常駐型でアクセス状況もストレージ毎ではありませんでしたし
フォルダマウントにも対応していませんでした。
そこでダメ元&無理を承知の上で日本人の作者様に
「フォルダマウントにしたHDDてのアクセス確認、ネットワークパスでの確認は可能でしょうか?」と、要望を出したところ、
ネットワークパスについては複雑さと繁雑さの問題があり断念せざるを得ませんでしたが、
フォルダマウントHDDのアクセスに関しては、翌日には雛型が完成し、数日後には具現化しました。
この度、正式公開の運びとなり、作者様からURL公開の許可を得る事が出来ましたので
そのソフトウェアを紹介しつつ、簡易ヘルプのようなモノとしてエントリーしてみました。
現在はベクターへの登録を申請中とのことですので、後日にベクターのURLを追記します。
再掲
AccessLamp_D
AccessLamp_D (Version 20210406)
元となったソフトウェア AccessLamp とは見た目も機能も全くの別物となっており
当方の要望(と言うよりも我が侭w)が全面に押し出された形となっています。
下記、簡易的なヘルプは正式公開直前のβ版を元に書いたもの 並びに 各種文言の説明 は、初心者でも分かるように丁寧に書いていますので、本来の意味や趣旨とは異なる内容もあります。
特に文言の説明にあっては「違う」「そうじゃない」とギャーギャーと騒がないように。
正式公開時に作者様が作成された使用方法Readme.txtと異なる部分や重複する部分もありますが、使用方法・設定については Readme.txt を優先してください
全文の加筆修正が終了次第、斜体部分は加筆修正または削除します。
AccessLamp_Dの使用方法(簡易的なヘルプ)
AccessLamp_D とは
PC本体にアクセスランプが存在しない、或いはひとつしか無い場合でも
接続した台数分のHDD・SDD(以下ストレージ)などのアクセス状況をソフトウェア的に視認できます。
また、PCをデスク下に設置し覗き込まなければアクセス状況が確認出来ない、
PCを別室に設置しているためアクセス状況が確認出来ないなど
アクセス状況の直接視認が困難な方々であっても画面上でアクセス状況を確認出来ますので
万が一アクセス不能になった場合でも容易に故障排除出来ます。
AccessLamp_D の特徴
・「代替名」の使用が可能なので冗長なフォルダ名を短く出来ます
・背景色、アクセス状況色と言った「色の変更」が可能
・「大きさの変更」が可能
・縦横のいずれかで配置が可能
・メモリをRAMディスクに割り当てていてもアクセスランプが動作
特に大きさと各種項目色の変更により
御自身に合った視認性の良いアクセス状況で確認出来ますので
視覚障碍者の方でも認識し易くなっています。
AccessLamp_D の概要
従来のタスクトレイ上で動作する AccessLamp とは異なりウィンドウ化されていますので、
サブディスプレイとして小型のディスプレイを使用した場合は
サブディスプレイ側に当ソフトウェアをウィンドウごと移動することで
AccessLamp_D専用ディスプレイとして使用可能となります。
手元に使用していないスマホやタブレットがあれば spacedesk というソフトウェアを使用することで、無線LAN仕様のAccessLamp_D専用ディスプレイとしても使用出来ます。
AccessLamp_D は設定により任意の大きさへの変更が可能ですので
・小型化してメインディスプレイ上に表示させる、
・大型化してサブディスプレイへ表示させる
のどちらも可能です。
当方使用のラップトップPCに接続されているストレージの表示一例
C: D: :が内蔵SSDのドライブレター
I: G: が外付けUSB-HDDのドライブレター
R: がRAMディスク
Mv RL AU AV AZ M2 の6つが外付けUSB-HDDをフォルダマウントしたストレージ
(A:\foobar というフォルダ名を代替名で2文字に変換。5ベイのUSB-HDDエンクロージャ、M2 は単独外付けUSB-HDDを使用)
現在のデータサーバ機では10台接続の状態で最終的には16台のストレージが接続されます。
C、DドライブとRAMディスクはドライブレターで固定されますので
AccessLamp_D での表示がどのような状況になるかは察して下さいw
上記、画像・動画においての表示色などの設定は…
余白は4
フォントはメイリオボールド サイズ8
全体の背景を黒、アクセスしていない状況の背景も黒
busy の場合は緑点滅
very busy の場合は赤点滅
となっています。
尚、当ソフトウェアは作者様の製作方針によりWindows起動時の自動起動はせず手動起動となっており「スタートアップへの登録」は手動で行なう事となっておりますのでショートカットを作成し、御自身でスタートアップへ登録して下さい。
「代替名(エイリアス機能)」を必要とする場合
これまでこの類のソフトウェアはC:やD:と言ったドライブレターのアクセス状況だけでしたが
AccessLamp_D では接続されたストレージを任意のフォルダに割り当てている場合でもアクセス状況が確認出来ます。
(ウィンドウズで言うところのジャンクション、UNIX(Linux)で言うところのシンボリックリンク)
この際に画面上の表示名が冗長にならないようにする機能が「代替名」であって任意の文字で表示出来ます。
ストレージをドライブレターに割り当てていても代替名は使用可能ですので C :を 1 に置き換えられますし、当初のドライブレターのまま使用しても構いません。
当方のようなフォルダマウントしている場合にこの機能は非常に重宝します。
他にも似たようなソフトウェアは存在していますがマウントしたストレージのアウセス状況を確認出来、代替名を使用出来るのは本ソフトウェア AccessLamp_D だけと思われます。
ドライブレターアクセスとフォルダマウントドライブアクセスの違い
一般的な使い方は
・ストレージをディスク○(○は任意の数字)として接続
・ディスク○をドライブレター●:(●はD:、E:など任意のアルファベット)に割り当てる
・AccessLamp_Dがドライブレター●:を認識しアクセスランプとして作動する
となりますが
接続ストレージ数が多くドライブレターで管理出来ない場合、
当初からドライブレターを使用しない場合は
・ストレージをディスク○として接続
・ディスク○をA:Disc2(フォルダ名は一例です)というフォルダに割り当てる。
これを「ドライブをフォルダへマウントする(後述)」と言います。
・AccessLamp_DがA:Disc2を認識しアクセスランプとして作動する
・設定の代替名でA:Disc2を任意の数字、或いは任意の文字(例:D2、DD)に変更する
文字の組み合わせ、長さ共に自由です。
ドライブをフォルダへマウントする とは
家庭で使用されるPCの基本となった UNIX(Linux) はディレクトリの階層構造で成り立っておりストレージ毎のドライブレターという概念は存在しません。
Windowsではそうしたディレクトリ階層構造アクセスを表面上では取り払い、ドライブレター(或いはフォルダ)として割り当てることで、初心者でも容易にHDDや光学ドライブなどの各種ストレージへアクセスしやすくなっています。
しかしながらWindows上ではドライブレターがアルファベット26文字分しか使用出来ません。
・動画や音楽と言ったデータ量が多く、そのためストレージ数の多い方々
・パーティションを多く切って使用している方々、
・USB接続ストレージの多い方々
にとっては26文字では足りなくなることもあるでしょう。
そうしたドライブ文字不足の問題を解決する方法が「ドライブをフォルダへマウントする」ことであり、前述した「シンボリックリンク」と言われるものであり、
分かりやすく簡単に例えるなら ショートカット のようなものです。
(シンボリックリンクの使用方法については後日にエントリーします)
「コンピュータの管理」項目内にある「ディスクの管理」で「ドライブ文字またはパスの追加」と言う項目があり
大多数の方々はアルファベットを使用した「ドライブ文字」で割り当てていると思います。
この部分を「次の空のフォルダーにマウントする」を選択し、任意のフォルダ名を割り当てれば、ドライブをフォルダへマウント出来、ドライブ文字の不足を解消出来ます。
赤枠で囲んだ部分を選択し、参照ボタンを押下し事前に作成したフォルダを選択
マウントするフォルダは任意の場所で構いませんが
新たにパーティションを切って新しいドライブを作成し、その中に格納した方が分かりやすいでしょう。
使用されていないA:やB:に割り当てると良いと思います。
あくまでフォルダ登録するためのドライブなのでAccessLamp_Dを使用する際はA:B:を「非表示」で設定して下さい。
新たなドライブはC:ドライブから切っても構いませんし、D:ドライブから切っても構いません。
マウント専用のパーティションサイズも50MBあれば十分ですのでディスクを圧迫することもありません。
まず御自身が分かりやすいフォルダ名を決め、当該ドライブにフォルダを作成し、
その後に「ディスクの管理」から選択すればマウントされます。
マウントしたストレージのフォルダ名が分かり易くなるように長いフォルダ名を付けたとしても
AccessLamp_D では代替名で短く出来ますので AccessLamp_D での表示そのものが冗長になることはありません。
フォルダマウントで注意すべき点
マウントした後は 実体フォルダ並びに実体ファイル へ直接アクセスするため、
実体を削除することの無いように注意して下さい。
フォルダマウントを解除する際はディスクの管理から当該項目を削除して下さい。
こうした事は何よりも手順を踏むことが大切ですので、空HDDを接続し削除しても構わない実体で構築した上で動作確認を行なって下さい。
コマンドモードでシンボリックリンクを作成出来る方々やUNIXユーザーな方々には、このような説明は不要ですね(笑)
AccessLamp_Dの設定 Readme.txt参照のこと
以下、3つのタブに分かれています。
1 インスタンスの一覧
2 色とフォント
3 その他
1 インスタンス(接続されたストレージ)の一覧
・C:(表示名=C:)[表示]
・_Total (表示名=_Total)[非表示]
・HarddiskVolume○ (表示名=HarddiskVolume○)[非表示]
最低でもこの3つのいずれかが表示され、その他に接続されているストレージが表示されています。
・_Totalとは全てのストレージのアクセス状況が一括で表示され
どのストレージにアクセスしてもランプが点滅します。
・HarddiskVolume○とはPCに接続されているストレージで
USB接続やフォルダにマウントしたストレージではありません。
SATA、mSATA、M2など内部接続されたストレージはHarddiskVolume○として表示されます。
2 色とフォント
全体の背景色、各項目アクセス時の背景色、文字色が変更出来ます。
デスクトップ壁紙に合わせた色、視認性の良い色など御自身の環境に合った組み合わせで設定して下さい。
3 その他
枠の幅 1ストレージ当たりの正方形表示となり「縦横の余白」を意味します。表示フォントサイズに依存しますが任意に設定出来ます。
タスクバーにアイコンを表示する アイコンボタンを表示する場合はチェックを入れて下さい
タスクトレイにアイコンを表示する いわゆる「通知領域」にアイコンを表示することです
位置を固定する チェックを入れることで画面上での表示位置が固定されます
常に手前に表示する チェックを入れると全画面動画再生時でも最前面に表示されます
ランプを縦に並べる 縦の方が見易い場合はチェックを入れて下さい。
何らかの不都合や不具合があれば作者様へ直接メールするか
当方に連絡して頂ければ作者様にお伝え出来ます。
また、今後のアップデートの為にも使用感を作者様へメール、または当方のツイッターや当エントリーへコメントして頂ければ助かります。
以上です(´・ω・`)ノ
追記:
続きを書いてみました。