「忠る」の稽古前に、吉良上野介について、色々と調べております。
かねてより悪役として描かれてきた彼。
それでも、演じている僕だけは、彼の味方でいなければいけません。
どんなに悪いヤツでも、自分が正しいと思っているだろうから(もちろん、その中での善意との引っ張り合いがあるキャラクターもいる)。
なので、今は結構吉良上野介を擁護するような文章をたくさん読んでいます。
三宅観瀾が書き記した、ある意味での“説”ですら『結局のところ不明である』という断りが添えられています。
本当はどんな人だったんだろう
赤穂事件ってどんな事件だったんだろう
今は「新解釈」なんていう作品もあったりして。
やっぱり、行きつくところは、「結局のところ不明である」なんだよなぁ。
僕はやっぱりすぐに結論を出したがる癖があるんだなぁと最近思っています。
分からないなら分からないで、分からないままがむしゃらに進むのももしかしたらいいことなのかもしれない。
全部理解しないと前に進めないというのを、ちょっと緩めてみようかなと最近思っています。
その方が、自由だから。
やりづらいけど(笑)