食べ物にもエネルギーの有る無しがある。
・これはいわゆる牛肉。山肉ではない・
わたしはそう考えています。
そのきっかけは
20歳くらいの時に【山肉】を食べた事。
(山肉は鹿とか猪とか野生の動物の肉の事です)
わたしは地元が長野なので
小さい頃から
山肉はちょこちょこ食べていました。
当時それは特別なことではなく
当たり前の日々の出来事でした。
それが25年前
高校を卒業して東京へ出て
食生活が一変。
コンビニのお弁当を食べたり
ファーストフードの毎日に変わりました。
ぶっちゃけお金がなかったから
安いものばかり買って食べていたんです。
そう思って自炊もしたけれど
やっぱりなんだか違う。
味とか食べた感じが違うんです。
味がない・美味しくない
食べた後疲れる・怠くなる。
特にスーパーで買った卵には驚きました。
黄身が白い。
いや、黄色いんですけど
薄いんですよね。全体的に。
わたしの実家では卵も生産していて
その卵は黄身がオレンジで
そのままでも味がある。
それが普通だと思っていたのですが
売っている卵は全然違ったんです。
卵を例に挙げましたが
色々と他の食材でも感じるものがありました。
で、21歳の時
短期間でしたが地元にもどる期間があり
その時たまたま鹿を食べる機会がありました。
味はね、普通に美味しい。
もちろん山肉の味はします。
それはまあ当たり前なんですが
ここで気がついた事がありました。
「身体が暖かい」
「おなかが長く満たされている」
「食べた後も疲れずスッキリ」
ほんとお腹減って来ないし
真冬だったのに身体はポカポカ暑いくらいで
食後も気持ちよく動けるんです。
地元しか知らなかった時には
まったく気が付かなかったけれど
山肉の食事では
都会で不満に思っていた事が
全てクリアされていました。
残念ながら東京の慌しい生活に戻ると
そのことはすっかり忘れてしまいました。
しかし、何年かして私は
ダイエットの為に
健康オタクに変身したのです。
食材は全て無農薬で
肥料も出来るだけ抑えられたものを。
など、全ての食材を
生産者の方から直接取り寄せる生活をしました。
お金もそれなりにかかりましたが
身体はとっても調子が良く
メンタルも快調でした。
しかし、色々あって
また普通の食事に戻すことになりました。
そうしたら、やはり身体は重い…
何度もそれを体験し
今は極端にどれかに偏らずに
身体の声を聞きながら
食べ物の調整をしています。
で、先日
久々に玄米を食べたくなって
元々ストックしてあるとっておきの玄米を炊き
おかずはシンプルに
塩・醤油・海苔・納豆・かつおぶし
で食べたら
やっぱり身体は軽いし
食べても疲れない。
頭もスッキリ。
変にお腹も減って来ない。
山肉モードと同じですよね。
食べ物にはエネルギーがあって
自然のままに育ったものほど
力が強いし、凝縮されていると思います。
沢山量を食べなくても
身体は満たされるし
そこに執着しなくなります。
わたしは元々こういう感じが好きです。
その反面、私たちの周りには
食べてもすぐにお腹が減ってしまうものや
たくさん食べないと満たされないもの
「もっともっと」
となってしまう食べ物が多いですが
よくよく見てみると
それらの食べ物は
力が無かったり
中身の無いものが多いのではないでしょうか？
ここで言いたいのは
それらを食べるなと言う話ではなく
自分の身体は食べたもので出来ていますし
時には食べたものによって
メンタルまでも左右されてしまう位
影響があるものですから
自分が今食べているものが
一体どういうものなのか
１度振り返ってみるのも良いのでは？
という事です。
ジャンク・安全どちらを選ぶにしても
自分でどんなものか知って
分かった上で選択するなら
それはその人にとっては正解だからです。
自分の身体は自分のものです。
周りはほんの少し
お手伝いする事しか出来ません。
整体もその１つに過ぎません。
その中でみなさんのお役に立てる事を
少しでもお伝えしていけたら良いなと思い
毎日施術したりお話をしています。
そして食べ物は本当に大事です。
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心と身体を癒す かりん堂
店主・糸川華凜
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