ブログをご覧いただいている皆様ありがとうございます。
朝礼ジャーナリストの黒河龍二でございます。
いきなりですが、「グランドスタイル」の山本直樹社長は最高の社長です!!
これまでも朝礼を通じて、素晴らしい経営者の方とお会いしましたが、その中でもこの人は
カッコいい!!
と本気で思いました。
私はいつも朝礼訪問時にいくつもの想いを質問形式で聴くことが多いのですが、今回は全く用意していた質問集を使うことなくずっと話を聴かせていただきました。
というより、質問よりも山本社長のお話が聴きたくて質問しようという気になりませんでした!
(ちなみに質問せずにお話をノート4枚に必死に書き込んでました)
そんなカッコいい山本社長は現在35歳(今年で36歳)で私の2つ年上になります。
そんな年も近しい山本社長ですが、人生で2度の挫折を味わったそうです。
1つ目の挫折は中学2年生(わずか13歳)の時。
山本少年は小・中学生時代とバスケットに対して練習熱心で、授業には出ないが、練習には出るといった活発(やんちゃ)な少年でした。
そんな山本少年のバスケットレベルは非常に高く、自分自身でも将来はバスケット選手になると決めていたそうです。
そんな山本少年の実力が評価され、選抜チームの選手にも選ばれました。
さらにその選抜の監督には全日本も経験した方にコーチにしてもらえると知り、山本少年の心は期待に膨らみます。
そんな順風満帆な山本少年にとってある日、足に激痛が走ります。
その激痛は始め肉離れと思われていました。
しかし、いつまでたっても痛みが引かず、おかしいと思い、いくつかの病院を巡ります。
そこで判明したのは原因不明の痛みという何の解決策も打てない回答ばかりでした。
そして行き着いたのが国立循環器病センターです。
そして初めてこの痛みの原因は何なのかが判明します。
それは
「バージャー病」
この病気は別名「だるま病」とも呼ばれているようで、症状としては手足の動脈が詰まり、血液が循環しなくなります。
症状としては、
・指先が冷たくなる
・しびれ感
・蒼白化
更には
・長い距離を歩くと足が痛くなり歩行困難
・激しい痛み
・皮膚が欠損する
更に悪化すれば
・手足が腐り、切断するしかなくなる
という恐ろしい病気です。
しかも、この病気は基本的に回復することはなく、手術をしても成功確率は1割にも満たない病気なのだそうです。
さらに悪いことにこの病気は進行性のため、30歳になる頃には左足だけでなく、両腕や右足にも広がることもあり、最悪すべての四肢を切断するということもあり得ると宣告されます。
だからこの病気はその四肢を切断した姿から、別名「だるま病」とも呼ばれるのです。
そんな絶望的と言える状態をわずか13歳の少年は現実として受け止めなければなりませんでした。
しかし、山本少年は希望を捨てず、その1割に満たない可能性に賭け手術をします。
そして、手術は無事成功したかに見えました。。。
しかし、術後一見成功したかに見えた手術の甲斐もなく、再びあの激痛の日々がおとずれます。
若き少年にとってすべてが絶望の淵に立たされます。
自分が夢見ていたバスケット選手だけでなく、四肢を切断し、まともに生活できるのかさえ分からない
不安
恐怖
そんな彼は心を閉ざし、お母さんにやり場のない怒りをぶつけ、仲の良かった仲間とも会うことを拒みました。
(山本社長は母子家庭で育っているため、お父さんはいらっしゃいません)
それは今でいう
「うつ病」
だったのではないかと山本社長は振り返りおっしゃいます。
しかし、そんな彼を周囲の家族や友人は見捨てることはありませんでした。
友人たちは入れ替わり立ち替わりで、学校であったことなど、常に山本少年は自分たちとともにあることを伝え、ご家族もしっかりと彼を支え続けます。
そんな日々が続き、山本少年はふと気付きます。
自分にはこんなにも自分のことを支え、勇気づけてくれる家族や仲間がいる。
そのことに気がついた山本少年は、自分の身に振りかかった苦境に負けず、生きることを選択します。
これが山本社長にとっての第一の挫折、そしてそこから立ち直っていく過程です。
この話は、とても長く、また私個人としてもとても心を打たれる話であるため、今日はここまでとさせて頂き、明日改めてこの続きをご紹介いたします。