とりあえず叫んでみた | 若年性アルツハイマーの家族との軌跡

とりあえず叫んでみた

『もう限界です』
多分これを言うことが恥ずかしかったり、自分の家族なんだから当たり前と言われるのが耐え難く、言えない人はたくさんいるはず

たげどあたしは違った 母が壊れてしまう 私の家庭も崩れてしまう
恥も外聞もなかった

言える人々には相談しまくり、近所には堂々とアルツ患ってしまいましたと報告 ほんの些細なアドバイスでも何でも、とりあえず負担とストレスが軽減されればと思い包み隠さなかった
同情の目なんて痛くも痒くもなかった。 まだ若年性アルツハイマーの認知度は少なかった頃だったと思うからいいアドバイスは中々なかった

けど 叫びは通じた

そして思った 限界を感じたら絶対抱え込まないで!叫んでみて!何かしら道は開ける! 今介護でそのような人たちに言いたい…

父は病院に入れる事になった 何年も入院待ちの人がいるのに入れた もちろん色々審査されてからの入院だけど。本当に自宅で介護できないかどうか。うちはもう在宅介護は無理と判断された
陰口もたくさん言われた
けど叫び続けた結果の開けた道
うちは悪くないと今でも思ってます

そして還暦を迎えた父の誕生日に
父は入院した