逆Vの字を2つ並べて目、その下に長方形を置いて口に見立てた笑顔マークから、シンプルな天気記号、そして定番のハート──絵文字は今や、世界一の急成長を遂げる言語へと発展をみせている。
絵文字の数は現在約1800種類あるが、この数字はさらに増え続けている。感情、食べ物、職業とあらゆるものを網羅し、人種的な多様性にも対応し、スマートフォン時代になくてはならない存在である。
このデジタルな象形文字の持つ影響力は大きく、今では、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)といった巨匠の作品を多数収蔵している米ニューヨーク近代美術館(MoMA)が、最初期の絵文字デザイン176点を展示するほどだ。
絵文字の生みの親である栗田穣崇(Shigetaka Kurita)氏は、自分のアイデアがここまでの成功を収めたことに今も驚きを覚えずにはいられないと話す。しかし、歴然としたニーズに応えたまでだと考案当時を振り返る。