江漢カ昭己すように、その本の中に獅子―アイォンも描かれていた。本の中で図示された雌雄のライオンや、坐るライオンのポーズを、ウィーンにある《獅子の洞窟にいるダニエル》(工房あるいはルーペンス周辺の画家による作品、カタログNo.18参照)、ならびにワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵の《ライオンの巣の中のダニエル(Daniel in theじon's Den)》という類似構図の作品と比較して見れば、ダニエルの右にいる雌雄のライオン、画面左端に坐るライオンと同図像であることに気づく(fig.3, 7, 8)。
