花飾りがついた帽子を被る少女 | 野球グローブは色々

野球グローブは色々

今日は何があったかな?

 花飾りがついた帽子を被る少女。本作は場所は特定できないものの、美しい草原に生えた背の低い樹木に咲く花を摘み遊ぶ少女たちを描いた作品で、黄色い帽子を被る少女は花飾りを編んでいる様子である。

 摘まれた花で編まれる飾り。1880年代のルノワールは古典的な写実性を重要視し、硬質的で冷感的な描写を用いていたが、本作では心情に残る印象をそのまま描いたかのような柔和で穏やかな描写が明確に示されている。

 樹木に咲く花へ手を伸ばす少女。1890年頃に制作されたと推測される本作で、可愛らしい白い水玉模様のある橙色が差した衣服と、細かい襞のついた帽子を身に着ける少女は、右手を伸ばし小枝に咲く花を摘んでいる。