未曾有の大胆な企てを実行するオルフエウス(ギリシャ語ではオルべウス)はトラキアの河神オイアグロスとムーサ(ミューズ)のカリオべとの息子であり、神から系醜を授かった歌手・キタラ(古代の竪琴)奏者であった。彼は時にはキタラの発明者、あるいはさらに音楽そのものの創始者とさえされることがある。結婚後程なくして若妻のエウリュデ、ケを蛇に噛まれたために亡くしてしまったオルフエウスは、死霊の国の神々を音楽で説得して愛妻を彼の奈、ら、ろへ戻してもらおうと考えて、冥府へ行くという、未曾有の大胆な企てを実行する。