- 小説 君の名は。 (角川文庫)/新海 誠
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見た映画の小説を読むのは、中学の時に見た「E・T」以来かも知れない
余程、面白くなかったら、小説まで読んでみようとは、思わない
だって、ストーリー最後まで知ってるのに、読む楽しみって、何?って思ってしまう
だが、だが
面白い映画は、文字でも、楽しみたいと思う
映像では味わえない、小説ならではの世界
二度美味しい( ´艸`)
映像で見たから、読んでいて
脳裏に、その場面が、蘇る
文庫の最後にも書いてあるが
アニメーションの世界は、三人称で、見る人はその、世界の中に居る
俯瞰で見てる
小説の中では、主人公の中に、読み手は入り込める
なので
楽しい
三人称で見た映画の
部分、部分で
彼・彼女が、心の中で何を思っていたかが
細部にまで感じる事が出来るし
その場面の、背景の事柄が、映画では、省かれてしまっている事が多い
なので、映画の中で、「何で?」と思った答えが
小説には、しっかり書かれている
そして、読み終えた後の感想も
映画とは、また、違う
私が感じた事は
人の記憶の危うさというか
毎日、毎日の些細な事まで
人って、覚えているわけがない
「夢」に至っては、目覚めた瞬間、忘れてるし・・・・
実は、現実に起こった事だって
よっぽどの、インパクトがない限り
忘れてる・・・・・・・・・・・・・・・・・
脳みそのキャパなんて、所詮、当てにならんが
細胞というか、魂というか
とにかく、人生の時間全て、今世も、前世も、来世も
ひょっとしたら、宇宙誕生からの
全てを、記憶している
思い出せないだけ
そう考えると
昔の、恥ずかしかった事も、いじめられた事も、辛かった事も
本当は、全然、忘れていいんだよ
辛い思い出ほど、いつまでも、残ってるし
引きずってるし
その事が、ネックになって
今が、進まない
いわゆる
トラウマってやつ
そんな物
ささっと、手放していい
なんなら、宇宙の果てに、ホームラン打つみたく
思いっきり、かっ飛ばせばイイ
記憶なんて、いくらでも、塗り替わるし
とっても、いいかげんだ
人の、脳みそ
(近頃は、腸内細菌にコントロールされてるって言うし)
そして、「魂」の感じる事に、もっと耳をすめせばイイ
魂の言葉を聞く、繊細で、たくましやかな心を育ててけばイイ
魂のアンテナをピンと立てて
そして、相手の魂のアンテナに届く人でありたい
どうせ、忘れてしまうなら
「今」を最高に、美しく、素敵に
瞬間を生きて行こう
な~んて、思えた
1冊
映画、3回目が、無性に見たくなった・・・・・ヤバイ