ジョンヒョプさんの足跡をたどるシリーズ飛び出すハート

2020年2月、映画雑誌CINE21のインタビューです

 

 

 

[WHO ARE YOU]

ドラマ「ストーブリーグ」チェ・ジョンヒョプ スーパールーキーの誕生 

KBO実録(多事多難な韓国野球委員会-KBO、および野球板とドラマの内容がよく似ているという意味で視聴者が作った表現)と呼ばれたドラマ「ストーブリーグ」の中で、ただひとつ非現実的な要素があるとしたら、ユ・ミンホ選手を演じたチェ・ジョンヒョプの明るい顔だ。激しい反応をみせた視聴者もユ・ミンホの登場に「あんなにできた野球選手はいない」と笑った。ところが、その無邪気な笑顔のせいで、肘の怪我によるスランプが、より劇的に現実的に表現されたと知らない視聴者はまずいないだろう。

 

 

 


最近はどう過ごしていたか。
も人間なので今は休んでいるところだ。有酸素運動をしながらダイエット中だ。筋肉が急について重い荷物を背負って歩いたので体が悲鳴をあげた。

 


体を作って投球フォームを練習するのはかなり大変だっただろう。
ものすごい量を食べて運動してまた練習して……。ワインドアップはどうするのか、リリースポイントをどうするかを短期間で学んで身につけた。今になって思うと残念でしかたがない。自分にもっと厳しく、もっとつらい思いをしなければならなかったのに。演技だけでなく、見た目にも努力して見せなければならないキャラクターだったので得るものが多かった。この経験がこれからの演技に役立ちそうだ。

 

 

 


みんなでご飯を食べると、運動部の打ち上げのようではなかったか(笑)。
本当にそうだった。みんな夢中になりすぎた(笑)。昔は肉をそんなにたくさん食べなかった。肉に火が通ればみんなに配り、自分は残ったものだけちょっと食べていたが、最近は焼肉屋に行くと運動選手のように肉ばかり見ている。周りを見つつ、自分の肉がいつ焼けるかチェックして。

 


野球選手役としての外から見える部分も印象的だが、感情演技もかなり安定していた。特に初年俸交渉の席で2700万ウォンを提示されて努めて笑う姿だとか。(NETFLIXでは13話)
最初は複雑な感情を見せたかった。うまくやらなくてはというプレッシャーで欲が出た。ところが、そのように演技をしていたら、そのシーンをうまく生かせなかったと思う。前で一緒に演技を合わせてくれるパク・ウンビン先輩、チャン・ジヌ選手を演じたホン・ギジュン先輩が上手く引っ張ってくれたので、むしろ僕は淡々と演技することができた。ドラマの後半では重荷もあまりなくなり、演技について学んだことが多かった。

 

 

 


10代の頃はタイで1年、南アフリカで4~5年ほど暮らしていたと。韓国で演技をするまでの経緯は。
南アフリカ共和国にいる時に親しかった兄さんにモデルの仕事を勧められて現地で始めようとしたが、なぜか最後の一歩手前で落ちてしまった。最後に韓国で挑戦してみようかと意地が出て帰ってくることになった。エージェンシーの室長が、シナリオでも読んでみろと言って何度もくれたが、最近室長に会った時に、なぜそうしたのかと聞いてみた。「初めて会った時から演技をしたらいいんじゃないかと思った」と言っていた。その時はアメリカのドラマ「クレイジーエックスガールフレンド」のオーディションを受けて落ちてしまったが、何かを学び続けていく「演技」が良い記憶として残った。

 


南アフリカ共和国に長く住んでいたので、英語も上手だろう。
一人で海外に行った時、スムーズに会話ができる程度だ。案外、英語が上手だと言えばギャップのある魅力に見えそうなので、いつか「じゃーん!」とお見せしようと隠している(笑)。

 

 

 

 


新人俳優なのでやってみたい役やキャラクターは数々あると思うが、最近特に気に入った作品はあるか。
南アフリカ共和国に住んでいた時、人種差別を目にしたり、直接されたこともあった。そんなこともあって黒人人種差別を扱った「グリーンブック」(2018)がとても心に響いた。いつかあのようなテーマの映画を必ず撮りたいと思った。

 

 

 

 

引用元

 

 

台本を勧めてくれた室長さんグッジョブですグッド!