ドラマ初主役のチェ・ジョンヒョプが成長

 

ドラマ「ストーブリーグ」の前途有望な野球選手役でスーパールーキーに躍り出ました。「君へ向かう速度493km」ではバドミントン選手役です。
「ストーブリーグ」のユ・ミンホはとても努力するキャラクターでした。「君へ向かう速度493km」のパク・テジュンは違います。準備は「君へ向かう~」の方が頑張りました。言ってみれば真似ですが、できるだけ本物に見せようとラケットの握り方からしっかり練習しました。「ストーブリーグ」の時に先輩たちの演技の準備を見ていたので、今回は足りない部分を埋めましたよ。
 
 
(バトミントンが上手いビョンテ役ですから)あまり頑張らなくてもいい「クール」な演技は本当に大変だったでしょう。
バドミントンは本当に難しいです。普段あまり使わない筋肉を使います。繰り返し同じ体勢で、ただ打っているように見えかもしれませんが、ステップがあります。そのステップを繰り返し練習しなければなりませんでした。着地する時に足を怪我をしたりもしました。それでも快感がありました。「ストーブリーグ」でマウンドに上がった時に野球選手の気持ちになったように、今でも試合のシーンを撮る時はエンドルフィンが出ます。
 
 
俳優はすぐに役を演じなければなりません。パク・テジュンになりたいと思いましたか?
初めて台本を見た時、自分と似ている部分があると思いました。僕ならうまくできるんじゃないかな?と。でも実は自分とはちょっと違いましたよ。そのギャップを埋めようと努力しています(笑)。
 
 
 
 
似ていると感じたのはどこでしょう?
ちょっと意地悪なところです。なんとなく図々しいところもあるけれど真剣で。あ、ここまでにしておきます(笑)。「ネタバレ」になってしまいます。
 
 
今までは、まっすぐな人物を主に演じてきました。今回はちょっと違いますか?
おっしゃったように、今まではまっすぐなイメージの役をよく任されていました。実はテジュンもひねくれた方ではないですが、今までの役よりはお茶目な部分が多いので、違う姿を見せられるかもしれません。イメージ変身といえるかもしれません。
 
 
イメージチェンジや演技変身に負担や焦りを感じることは?
「変身しなくちゃ!」ではないです。台本を読んだ時、面白いのか、自分がうまくできそうなのかを考えますよ。自分が一度もやったことのないキャラクターだとイメージが変わりますよね。でも、あえて探してはいません。
 
 
ジャンルが多様化しています。時代劇やSFなどを演じる自分を想像しますか?
しますよ。ええ、します。でも僕のイメージがまっすぐなので(笑)まだ他の姿や大変身をお見せできませんが、想像はしますね。
 
 
 
 
まずは「君に向かう~」が4月から放送開始です。
みんなで心を一つにしました。ドラマがうまくいくいかないに関わらず、良いストーリーを視聴者に贈る気持ちで僕たちも楽しく撮っているので。4月が楽しみな一方で、ちょっと心配でもあります。これまでで一番重要な役ですから。いろいろと考えますね。
 
 
ヒロインと二人でストーリーを引っ張っていく役は初めてです。
演技にはいつも責任感が伴いますが、今回はまた違った決意の責任感が生まれました。例えると大きな絵を見るようになったのです。今までは自分が出るシーンはどんな役割をするか考えていましたが、今回はすべてを広げて絵を描いていく感じです。今までとは違う経験をたくさんしています。今、どう言っていいのかわかりません(笑)。何を言っているかもよくわかりません。
 
 
いるべき場所で最善を見せる俳優だと思います。今はドラマの責任を背負った立場になったじゃないですか。今までの活動を振り返ると?
近道を来てはいないけれど早足で来た感じがします。振り返ってみると「あれ? 思ったより早かったな。スタート地点からずいぶん来たなぁ?」と思うのですが、実際に走っていないので意外に近かったなという感じ。満足していているし嬉しくもありますが、依然として負担と恐怖もあります。
 
 
 
 
テレビのデビュー作「ストーブリーグ」のオーディションに合格したと聞いて泣いたエピソードが思い出されます。今は作品ができる喜びをどのように表現するようになりましたか?
胸いっぱいの感情はずっと押し寄せます。ずっと押し寄せますが、涙は出ません(笑)。今は別の感情が生まれました。心配という感情。
 
 
不安でどうしようもない時の解消法は?
以前はただ走っていました。写真を撮るのも好きで、近場に出かけて携帯電話やフィルムカメラで撮っていました。最近は外出も旅行も難しいので、何も考えないでぼーっとしています。
 
 
インスタグラムではフィルムカメラがよく登場しました。
今もよく撮っています。主に撮影現場で撮っていますが、人は撮らず風景だけちょっと。自分の目を通して見える空間がフィルムカメラだとどんな感じになるのか気になって撮ります。人も撮ってみたのですが、出来上がりがちょっとイマイチで(笑)。人はもう撮っていません。
 
 
 
 
セルカも撮りません。
6年前まではよく撮っていました。なんだかふと自分で撮った写真を見るのが気まずく思えて。ただ、イマイチだったんですよ。だからもうあきらめました。
 
 
チェ・ジョンヒョプと言えば、笑顔が一番に思い浮かびます。他に思い浮かんでほしいことはありますか?
そうですね……。
 

ずいぶん長い間考えていますね(笑)。
深く考える性格です。これだとあまり面白くないですよね? やっぱり「笑顔」だけで(笑)。誰かを思い浮かべた時、笑顔が一番に浮かんだらそれもいいかなと思います。
 
 
 
 
好きなことを表に出さない方でしょう? ここで思いきり語ってください。
運転するのが大好きです。ドライブを楽しんだり静かに家で昼酒を飲むのも。お酒は苦手ですが、好きな音楽を一曲ずっと流して、プレゼントのワインを少し飲んで寝るのが好きです。
 
 
飽きずに聴いていられる音楽が何か気になりますね。
一番長く聴いたのがJP Cooperの「Closer」で、一か月は聞きました。南アフリカにいた時に初めて聞いたのですが、ふと思い出しては少なくとも1週間は聴く歌です。
 
 
 
 
最近は撮影で忙しい日々ですが、それでも一日が終わって寝る前に必ずすることはありますか?
仕事をしている時は休みたいし、休んでいるとまた働きたいじゃないですか。最近はまず、この作品が無事に終わったらいいなというだけです。それがまず先で、他は後で考えても遅くないと思います。あ!一週間でも一か月でも携帯電話なしで暮らしたいというのはあります。
 
 
携帯電話もなく長い時間を過ごせる自信があるんですね!
だって携帯電話があったら何か用事ができそうで楽に休めないんです。夜食が好きでよく食べるのですが、仕事が急に入ったら、食べて次の日に浮腫むのでは?と心配になるんです。そしたら2、3時間前に起きて走らないといけないし。だから一種の連絡途絶?(笑)ゲームもしないし、映像も見なくても大丈夫です。歌さえ聴けたら。
 
 
今日も相変わらず「タナカ」口調でした。
それでも以前よりはだいぶ減ったんですよ(笑)。人は簡単に変わらないからです。恥ずかしさもまだあります。恥ずかしさが悪いわけではありませんが、少しでも恥ずかしさを感じなければプラスになるかと思います。ゆっくりと良い方向に進んでほしいです。
 
 
それがチェ・ジョンヒョプ流の速度なんでしょうね?
それでもエンジンが熱くなるくらい速くなることもあります。
 

南アフリカにいた時に知り、思い出してはヘビロテしていると語った曲 音符

この他の曲も聴き流すのにぴったりで、いまでは作業用BGMになりましたニコニコヘッドフォン