手術しました。
先日、生まれて初めての入院をしました。
それは手術をするためだったんだけど、何とか無事に退院しました。
5拍6日の入院でした。
病名は「膿皮症」というものでして、数年前になーにゃ(大和田南那ちゃん)の生誕祭を当日不参加となったあの時の病気です。
あの時はあまりの痛さに救急搬送されてその結果、切開して膿を出すという処置をして大事には至らなかったわけでしたが。
箇所は臀部、肛門周りでその後も膿が溜まり腫れては自然に爆発して膿が出て小さくなるという繰り返しをしていたわけで、
それがどんどん酷くなりやっと重い腰を上げたのでした。
そして肛門科に行ったのが昨年の11月。
そこで言われたのが「複雑痔ろう」とのこと。
この手術はきちんとした先生に診てもらった方がよいとのことで、「東京山手メディカルセンター」という病院を紹介してもらいました。
そしてその紹介状をもって翌12月に診療。
そこでの検診結果は、「痔ろう」ではなく「膿皮症」とのこと。
「痔ろう」との違いは、膿の原因となっている管が肛門には到達してなく、皮膚の中でとどまっていることらしい。
ただその管は皮膚の中に蟻の巣状に広がっているらしく、根治にはその部位を全て取り除く必要があるとのことで手術をすることに。
それは2月19日に入院して翌日20日に手術、そのまま24日まで入院とのこと。
そして手術をすることになったのですが、背中に麻酔を打たれ、腰から下の麻酔での手術でした。
それにしても現代医学の麻酔というものは、素晴らしい。
ほとんど痛みもなく、その手術自体はたぶん20分位であっさり終わりました。
お尻なので全く見えず何をどうされたのかもわかりませんが、途中焦げ臭かったのでレーザーメスで焼き切ったと思われます。
ただ、あまりにも放置していたために治療箇所が広がっていて4箇所ほど皮膚を削除したとのこと。
これが大きい所で数cm程度も皮膚を取ったらしい。
これをそのままお尻に皮膚の欠損で穴が空いた状態から、自然治癒で2か月ほどで治るんだとか。
「えーっ、縫って傷口をふさがないんだ。」
ここでも人間の治癒力に何故か感心してしまった。
人が持つ生命力は凄いんだと。
確かに擦りむいたりした時は、時間とともにかさぶたが出来て自然に治るけど、そのこと?
その日は麻酔の影響と患部を守るために翌朝まで寝返り禁止。
手術したのがお昼頃だったので同じ体制でいたことで翌日は手術患部の痛みよりも腰の痛みの方が酷い。
そう、麻酔とその後の痛み止めの薬のおかげなのか患部は思ったほど痛くはない。
ただ、この考えは甘かった。
お通じの度に痛むは、座れば痛むはで落ち着かず。
患部には再生をうながすクリームを塗ったガーゼを当てるんだけど、出血というよりもその再生のための「しんしゅつ液」があふれ出てガーゼがすぐにびしゃびしゃ。
そのために手術後からは紙パンツを履くことに。
それと細かいことですが、ガーゼは種類によって違うことを知る。
患部のガーゼは1日に3回程度交換するために病院でもらったガーゼはすぐになくなってしまった。
それで近所の薬局に行って買ったんだけど、これがめが荒くて硬い。
これだと患部に当ててもそれが擦れて痛いのです。
そのためにいろいろと探してネット通販で同じものを見つけました。
白十字の「ソフキュアガーゼ」という商品でした。
そうそう、この柔らかさでないとダメなんです。
ガーゼとか普段使うことがないからわからなかったけど、多少高くても痛みと比べたら質の良いものを使う価値あり。
これはかなり重要。
あと実は紙パンツもいろいろとあることもわかった。
これも使ってみないとわからない。
というか普段紙パンツとか使わないから知ることもないけど。
これも近所の薬局で売っているものはブリーフタイプのものだけど、それよりはボクサータイプのものの方が良い。
ブリーフタイプのものだと自分の場合傷口が大きいために患部に当てたガーゼがはみ出してしまうことと、しんしゅつ液も横から漏れてしまう。
それがボクサーパンツだときちんとガードするからこちらの方が圧倒的に良い。
さらに薄型、前後なしのものの方が使いやすい。
ただし、これもネット通販で買いました。
普段使う人が少ないから薬局では置いてないんだろうね。
患者は痛みや不都合に耐えてるから、それが解消されるのなら多少は高いものでも買ってしまうので、置いておけば売れると思うのは自分だけか。
実際に自分はガーゼと紙パンツを探すために近所の薬局を足を引きずり痛みに耐えながら探し回ったんだけどね。
とにかくこれで、ガーゼと紙パンツ問題は解消されました。
退院後は1日だけ自宅療養して、翌日からは仕事復帰。
これはちょっと早すぎたのか頑張り過ぎたのか。
だって、先生がデスクワークなら仕事しても問題はないと言うからそうしたんだけど、
「あのー、痛いんですけど。」と言いたい。
とにかく歩くだけでお尻が擦れて痛いために、もう一苦労なんてもんじゃない。
駅から職場までの道のりが普段なら10分程度のところを、痛くゆっくり歩くから倍以上かかる。
職場に着いてからもこれも急遽買ったドーナツクッションで患部を守ってるんだけど、それでも痛みは気になる。
ただ、このクッションはかなりの効果あり。
これも入院中の待合室にあったクッションに座った時に、これは絶対に必要だと思ったからね。
当たり前なのか肛門科の待合室の椅子にはちゃんとクッションが用意されてるのです。
そして後はとにかくお風呂かな。
患部を綺麗にするためにもお風呂に入った方がいいし、とにかく暖めると痛みが和らぐ。
そのために朝起きて出社前にお風呂、帰宅したらまずはお風呂。
1日2回はもう日課のようにお風呂に入ってます。
今は手術後10日たったんだけど、未だに痛みもあるし患部からはしんしゅつ液が出てる。
治るまで2か月と言われたけど、まだ先は長い。