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~これは、平成28年夏の盛りの記録です~
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平成28年7月30日(土) 午前
朝早くにお宿を出て、志度の街並みを楽しみながら、
第八十六番霊場・志度寺に到着!
第86番札所
補陀洛山 清浄光院 志度寺(しどじ)
【本尊】 十一面観音菩薩
【真言】
おん まか きゃろにきゃ そわか
【ご詠歌】
いざさらば 今宵はここに 志度の寺
祈りの声を 耳に触れつつ
【縁起】
開基は藤原不比等。
推古天皇33年(西暦625年)の創建と伝えられる、伝説豊かな古刹。
~ 不比等が奈良の興福寺を建立する際、
妹から父の追善にと宝物が送られてきた。
しかし志度の浦で宝物を乗せた船が難破し、宝珠を龍神に奪われてしまう。
これを奪い返すため志度に来た不比等は、土地の海女を妻とし、
息子 房前(ふささき)をもうけた。
息子を藤原氏の世継ぎにすることを約束として、
海女は自らの命を捨てて龍神から宝珠を取り返す。
妻を哀れんだ不比等は海辺に墓と堂を築き
「死度道場」と名付けた。
のちに志度を訪れた房前は、
母のために志度寺を建立し、
千基の供養塔を建てたという ~
「志度」は、「死度」に通じていたのですね。
縁起を知ってご詠歌を見返すと、
いざさらば 祈りの声 という言葉が
胸に迫ります。
立派な五重塔に、鬱蒼とした迷路のような緑の境内、大伽藍です!!
失礼ながら、さほど大きくはないこの町で
これだけの大寺を維持するのは、現代においてとても大変でしょう。
お遍路や参拝客が落とすお金があるとはいっても、到底足りているとは思えません。
お寺さんの努力と檀家さんの心あってこそ。。。
朝から蟬しぐれ‥というより、
もはや土砂降りのような蝉の声でした。
蝉に張り合って、読経の声も自然と大きくなります
さあ、平坦な道はここまで!
今日は一気に屋島を抜けて高松へ。
山登りが待ってます…!
~ 第85番 八栗寺へと続きます~
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