Kirscheのブログ

久々に登場「楽器と性格シリーズ」。いよいよ今回を持ちまして最終回となります。長い間お読みいただき、ありがとうございました♪(o ̄∇ ̄)/ (個人的理由により、チューバは割愛させていただきます)。

夏の間はオケが無いので記事のネタに書いてきましたが、気がつけばもう既に夏は終わってました(──__──)

さて、最終回はティンパニ。茂木氏のタイトルに「いたずら好き」とありますが、ティンパニ奏者って生真面目な人が多いと思うんですが・・・(-""-)(N響は違うのか?)

まずは打楽器の特性から。茂木氏によると、「ほとんどが衝撃・破滅音であり、不規則な高次倍音を非常に多く含んでいると考えられる」のだとか。そのため奏者は

「きわめて瞬発力に富み、一点への集中性について他に類をみない強さを発揮する一方、その思考形態はつねに点的

であるのだとか。

・・・
 (・へ・;;)

確かに
(──__──)。ティンパニはバチみたいので広い面積のどこか一点だけを叩くわけだ。場所によって出てくる音は違うのだから、当然適切な音の質、音量が出ないといけない。

柔らかい音が必要なのに、いきなり雷が落ちたような音では困るし、かといってオケがガッシャン、ドンシャンやってるところで、そっと撫でてみたところで何の意味も無い。しかも、その一点に集中しなくてはいけない。

本来は線的でなければいけない音楽を見事に点で表しているのはティンパニである。よく考えたら、異質なんだな( ̄□ ̄;)

そうなると奏者は冷静で客観的であり、情熱的感情的な起伏の少ない安定した人格を形成する」のだとか。

うーん、確かに個人的に知ってる限りでは、大人しい静かなタイプの人が多かったかなあ
(──__──)

しかも、ロールやトレモロ以外の音色はアタックのみで作られる破滅音であるがために、その表現性は抽象的で、結果として

人間関係においてはドライな、感情的共鳴の少ない人間像を形成することになる」のだそうだ。

打楽器は楽器自体が大きいこともあり、労力の割には大きい音が出る→目立つ、ということになる。これは奏者に「カタルシス」をもたらすらしいが、その一方では、一発勝負的楽器であると言える。間違えば観客にバレてしまう楽器のトップクラスに間違いなく入る。

その一発勝負的なことが奏者に万全の準備と細心の注意力、高度な集中力が要求され、プレッシャーにも強くなる」らしい。

打楽器の仕事は、はっきりいって単調である。そのことは奏者に忍耐力と自己管理能力をあたえ、情緒的に安定した人物を作り出す」のだそうだ。

ここにきて謎が解明された
( ̄0 ̄;小物打楽器の奏者は「いたずら好きでユーモラスな部分持つ」と書かれている。トライアグルとかシンバル、とかドラとか、出番が少ない割には面白いし目立つ楽器なら、いたずら心が起きる可能性は高い。

でも、ティンパニになると下手するとオケを破滅に導くため、奏者は慎重、冷静で思索的傾向を持つ」ようになるのだとか。

うん、わかる
(──__──) ティンパニ奏者のリズム感がオケに与える影響

弦楽器は指揮者の周りを囲むように配置される。だが、ティンパニ等打楽器はたいていオケの後ろに配置される。この距離感というのは結構ある。それは認めよう。


だが、そのホールの響きとかいろいろ条件はあるにしても、弦楽器群が聞こえてくるティンパニの音(というか、その瞬間のタイミング)がずれて聞こえてくるとものすごく混乱するのだ。

例えば、ビオラの場合。うんちゃ、うんちゃ、みたいな裏拍で出てくるのに、頭打ち(拍の頭)のティンパニと同時になっていると、ものすごく気持ちが悪いのである(-""-;)。生理的嫌悪そのものなんである。

その時点で、こちらが多少パニクる。自分たちが早く出過ぎたのか、はたまたティンパニが半白遅れているのかが瞬時にはわかりかねるからだ。


だが、周りのメロディ群と合っていればティンパニの出が遅い、というのがわかる。でも、あんな大きな音を無視するのは、精神的に疲れる


(──__──)



それともう一つ大きな影響を与えるのは、頭打ちがだんだん遅れていくこと。これをやられるとメロディ群もきつくなる。言うのは簡単だが、ティンパニ奏者として最低「同じテンポで叩き続けること」はできてくれないと困るのである。たとえアマチュアであっても、だ。

のだめに出てきた、あのティンパニ奏者。彼は初めの頃、メトロノーム相手にずっと練習していたが、あれが基本練習ではないかと思う。

オケがちょっとした拍子に縦線がずれることはよくある。この場合、何を聞いて立て直すかは、人によって違うだろうが、たいていの人はメロディかリズムを聞き取って立て直すはず。メロディ担当は多分リズム系に頼るしかないだろう。

そういう非常事態の時に、ティンパニが率先してパニクってわけわからん叩き方したら、音楽は止めらざるを得ないだろう。案外、ティンパニ奏者ほど冷静で客観的に、しかも大黒柱として活躍する楽器は無いのではないか?

ふとそんな気がしてきた・・・
(○ ̄ ~  ̄○;)