$Kirscheのブログ

ところで、ファゴットを吹いてる姿、見たことありますか?あれ、何かを想像しませんか?そう、赤ん坊を抱いているような格好なんですよ。そういうことから、

演奏に際し、潜在意識的に奏者に母性的な感覚を植えつけているものと思われる

と茂木氏は書いています。これは案外当たりではないですかね。私がよく知ってるファゴット吹きはみんな男性なんですが、「世話好き」タイプが多いんです(あんた、さんざんいろんなファゴット吹きに世話になったもんね←陰の声)。

お節介ではないんです。私は独身のときから現在まで、ファゴット吹きの人との付き合いがありましたが(恋愛関係無し)、不思議とみんなこのタイプなんです。

ファゴットというのは「リード削り」という、吹くのとはまた違う職人作業があります(既製品を使ってる人もいます)。Kirsche 夫もダイニングテーブルを工房にしてカリカリ削りまくってます。この作業については特別編でご紹介する予定です。

あれを見てると、私にはファゴットという楽器は吹こうという気持ちを一気に萎えさせる物でしかありません(──__──)

あれは「忍耐」そのものですし、使えるようになるまでの行程は「地道」としか言いようがありません。それだけでなく、リードを世話するものと考えれば、かなり母性的でないとやってられません(きっぱり)。

私にとって結婚とは、独身時代に世話係だった母親が(子供だから当然)、結婚後は夫が母親の立場にすりかわっただけ、という何ともわけのわからない状態になること、と定義できます(いないだろう、そんな定義するやつ←陰の声)。

しかも口癖が全く同じときたもんだ(-""-;)

若い独身女性のみなさん、もしあなたが「世話焼かれる方が好き」タイプならば、ファゴット吹きはお勧めです。ただし、全員がそうという保証はもちろん無いので、そうでない人に当たってしまったとしても責任は取れませんので、悪しからずm( ̄- ̄)m



では最後にファゴット4本の素晴らしい演奏をお聴きください。コレッテという作曲家のもので、ファゴット界の重鎮、中川良平氏のアレンジです。この曲は最古のファゴットカルテットと言われているものだそうです。オリジナルはチェロまたはファゴットと書かれているそうです。

演奏者は蓼科バスーン(ファゴットの英語名)カルテットという団体です。全員日本人女性です。