
昨年ドラマ化された宮部みゆきの「誰かsomebody」「名もなき毒」の杉村三郎シリーズ第三弾「ペテロの葬列」
年末の新聞に新刊の知らせがあって…東野圭吾と迷い…結局ハードカバーでペテロを購入!
685ページの長編…ハードカバーだから重い

それを大晦日から6日間かけて読み切りました

面白いと一気に読み進めてしまう…
ネタバレになるけど…
ドラマ化されたのを視聴された方がこの本を読むと…
杉村三郎が出てくると、小泉孝太郎を思い浮かべ、編集長が出てくると…室井滋が浮かび…って感じになりますよ(^O^)
まさに…私がそうでした!
ただ私は名もなき毒を新聞連載で読んでたんですけど…相当年数がたってからのドラマ視聴だったからね…やっぱり小泉孝太郎が浮かぶ(≧∇≦)
一応…人物相関図を
始めに…杉村三郎は編集長と共にバスジャック事件に人質として巻き込まれます。
その時…編集長はいつもと違いパニック状態になり杉村三郎は不思議に思います。
バスジャックの人質は杉村、編集長、バス運転手(女性)、70代女性、中年男性、学生ぽい男性と女性の8名
パニック状態になった編集長がまずバスから降ろされ…年寄りの女性と女性運転手(子どもがいるから?)が降ろされます。
その後杉村たち4人の人質と犯人とのやり取り後…奇襲をかけた警察に人質は助けられますが…犯人は銃で自死します。
助かった杉村たち人質は…バス内で犯人から人質にとった慰謝料を払うという話をしていましたが…犯人は慰謝料を払えるような金持ちではない事が後にわかります。
が…暫くしたら金額は話してたのよりは少ないが人質全員に宅配便にて届きます。
受け取っても良いのか人質全員(編集長は抜き)で話し合います。
そのうち…年配女性が認知症状態になり娘が関わり…お金を受け取る事になりますが…お金の出処を調べ始めたら…犯人は投資詐欺などに関わっていたことがわかり…
そこから、杉村がまた探偵のように調べ始めるのですが…
前の本…名もなき毒などに出てきた…探偵(故人)の家族からの相談に乗っていた時の関係者から詐欺師等の話も…微妙な関わりが相関図の人たちほとんどある状態になりました。
バスジャックの話を中心に杉村の家族…妻菜穂子と結婚するために縁を切ってしまった実家…菜穂子の父であり杉村の勤める会社の会長でもある今多嘉親…
そして杉村シリーズ名もなき毒からの関わりのある故北見一郎の家族等…
さまざまな問題。
そして何より杉村自身の自分でも気付かぬうちに溜まっていた…心の葛藤…
バスジャック犯人と人質たちの物語にドンドン色付けされていく 他の物語が全部繋がって…読み応えのある一冊でした。
ハードカバーで1,900円と高いので 買うのを迷ったけど…文庫が発売されるのが待てなくて…買ったけど…正解でした*\(^o^)/*
最後があんな形になるとは思わなかった…宮部みゆきらしいといえば らしい(-_-;)
第4段を期待しつつ…
ただいま今年度2冊目を読み始めました!
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