あらすじ…
時は58歳。新米ヘルパー日記を公開
本業は カラオケ店を経営しています
店の運営資金は売上でなんとかなるが
自宅の生活費が残らない困っていた
資格を活かすバイトはないかと探す
深夜勤務を見つけた。カラオケ店を
18時に閉めて帰り、バタバタと
施設の制服に着替えて車を走らせる
途中コンビニで 夕食の弁当を買い
19時出勤…20時になる日もあったネ
翌朝の9時に終了。シャワー浴びて
カラオケ店に走る。そんな繰り返しの
日々を過ごした新米ヘルパー物語です
初勤務した1号ハウスの利用者さんは
男性2名。1人は 軽い認知度の90歳
まだ自力で歩けます。もう一人の方は
80歳で片麻痺にて車椅子で移動です
小柄で痩せていたのでベッド移動も
難なく楽にできたね。3人目が入所
するまでは 楽な仕事だと思っていた
ハウスの泊まり希望は会社にとって
有り難い存在だと 言われています
週3日のつもりが 週5日になって
そのうち気軽に引き受けて週6日に
1日の大半が店とハウスの往復でした
雪の日も、正月元旦も、台風の日も
今は亡き利用者さんと家族のように
暮らした2年間 四季折々の日々が
懐かしく思えてきます
私は母の介護してません…と言うか
介護する間もなく 病院に運ばれて
2週間で眠るように命の灯が消えた
あまりにもあっけなくて不思議にも
ドラマのようには 泣けないものだ
茫然としている私に 従姉妹から
泣いていいんだよ と言われたのが
忘れられない 別れの言葉もなく
突然の死は 今もって悔しく思う
私に介護させて〜と心から祈ったが
その願いは とうとう叶わなかった
介護の仕事、本当に大変だけど親の
代わりだと思うと 苦痛ではなかった
利用者さんとの 見守り生活は楽しく
平穏な日々が 続くと思っていた私
けど…けどネ もう平穏なんて
言ってられなくなったよ ー1ー