外はパリッ、中はホクホクとした柔らかな食感に独特な味付けがたまらない。
鳥の手羽先は、名古屋市の鳥料理屋「風来坊」で偶然に生まれた。東海道新幹線が開通した1964年のある日のことだ。評判は上々で、すぐに、安くてうまい看板メニューに定着した。その手羽先を「全国区」に押し上げたのは、現在、”幻の手羽先”を看板に掲げ、北海道、関東、広島、九州にも進出している「世界の山ちゃん」(名古屋市)と言えるだろう。81年に焼き鳥などがメーンの居酒屋として創業した「山ちゃん」は、元祖の風来坊に対し、後発組。90年後半から、「山ちゃん」の手羽先の認知度が上がりはじめる。ビールを片手に一人で五人前(25本)を平らげる客も少なくないという。元祖の「風来坊」と異なる味の手羽先が様々な店で誕生したが、ビールに良く合うのは共通している。
