興南 延長制し初V(第82回選抜高校野球大会)
選抜高校野球は3日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、興南(沖縄)が延長12回、10-5で日大三(東京)を破り、初優勝を飾った。沖縄県勢の優勝は、第71回大会(1999年)と第80回大会(2008年)を制した沖縄尚学に続き、2年ぶり3度目。
試合は、5-5の同点のまま、延長戦に突入。興南は12回、一死満塁から日大三の守備の乱れとエースの島袋選手の適時二塁打などで計5点を挙げ、勝負を決めた。日大三は、39年ぶりの優勝を逃がした。
「逆らわず」強打に変身
センターを中心に右打者は右へ、左打者は左へ。興南が5試合で放った計63安打のうち40本以上が、中堅から逆方向への打球だった。
決勝も、高校野球のお手本のような打撃が逆転を呼び込んだ。2点を追う6回、先頭の右打者、我如古が直球を右へ。個人大会通算最多タイとなる13本目の安打で打線は活気づいた。二死後、山川が中前、左打席から島袋が左中間。大城が中前にはじき返し、一挙4得点。延長12回、島袋の適時二塁打も中越えだった。我如古は「1回戦で球に逆らわず積極的な打撃が出来たことで波に乗れた」。
「攻撃の興南へと変わった」と我如古。エース島袋を中心とした守備のチームが、強打のイメージも植えつけて優勝をさらった。