今年10冊目読了。
虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡 (幻冬舎単行本) Kindle版
小松成美 (著)
★★★☆☆ 人間の本質を考えさせてくれる
著者は1962年横浜市生まれ。広告代理店勤務などを経て1989年より執筆を開始。主題は多岐にわたり、人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクション、インタビューなどの作品を発表。
社員の7割が知的障がい者のチョーク工場が、“日本でいちばん大切にしたい会社”と呼ばれるその理由とは―。家族の宿命と経営者の苦悩、同僚の戸惑いと喜びを描いた感動のノンフィクション。58年もの間、障がい者雇用を続けながら、業界トップシェアを成し遂げた日本理化学工業。
(www.amazon.co.jpから引用)
読む前から日本理化学工業という会社と大山会長を別の本で読んで知っていたので、知らないことは特になかったのだが、改めて社会に役に立つ会社とは何かということを考える切っ掛けになった。
会社は売上や利益を上げるためだけに存在しているわけではないと大山会長は言う。
やりがいやあると感じられる仕事があってこそ、人は誇りを持てる。
最初は障害者を雇おうと思ってはじめたのではないが、押されるうちに一人雇ってから、障害者だっていい仕事をするということがわかったという。
彼らこそが逆に生きることや働くこと、喜びや悲しみと行った人間の本質を考えさせてくれるというのだ。
確かに、この世の中、そうした基本的なことが忘れられがちなので、この本によって原点に帰るのもまた良いだろう。