自転車のスポークはなぜ折れるのか? | 自転車出張修理屋のメンテナンス日記

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自転車出張修理を行っている当方が日々の整備・修理日記と自転車のよもやま話を書いてます。宮城県仙台市在住!

すべての自転車に装着されているパーツでなじみのある部品と言えば
車輪を支えている放射状に延びた細い針金?のような部品。

そうです!『スポーク』です。

このスポーク、なんで折れちゃうのか?

多くの方が疑問に思う事ですが、様々な要因で折れます。


中でも吐出して多いのが、後輪のスポーク破損です。

最近修理したお客さんの自転車は、スポーク折れが数か月に1度という

とてつもない頻度で発生したとの事!!尋常じゃないよね?


まあ、いろいろと調べました。



破損断面や折れ方・・・あとは乗り方・・・


判明しました!!


荷台があるママチャリなんですが、リアキャリアは27kg対応の

結構堅牢な仕様になっていて、スポークも13番の太目のモノを張って
います。

もちろん、スポークテンションも問題なく。触れも縦横バッチリOK!


それがなぜ?こうなるのか・・・

①後ろの荷台に満タンに荷物を積んで走行!
②段差の大きい路面を減速しないで乗り越え
③体重85kgの大型の体格。
④タイヤの空気圧が低下したまま走行した。

以上の4項目が該当していました。

これらが、複雑に影響して、スポークの破断につながったものと

推測されます。

一般的に自転車は大人一人の体重を支える程度の強度しかありません。


そこに、前後で30kgを超える荷物を積んで体重80kg超えの本人が

乗車! すでに・・・110kg超え!!


これでは、車輪に大きな負担がのしかかっています。


スポークが歪み、折れてしまう原因となります。


スポークの先ににはニップルというネジで車輪にねじ込まれていて

バランスを取って真円の状態を保ち、回る車輪を支えているから

走れるんですね!したがって、そのスポークの張りが落ちてバランスが


崩れてしまうと、車輪の歪みや破損にまで、進んでしまいます。

次回も・・・スポークのお話しをする予定です。